保護なしブログ(記事のみ)

10月第1週の教育活動

10月6日(金)の5時間目、体育館での全校集会の形で「前期終業式」を行いました。まず、6年生代表の指揮と伴奏で全校のみんなで校歌を歌いました。4月の始業式以来となりますが、素晴らしい校歌合唱となりました。続いて、2年生の学級代表が「前期に頑張ったこと」を堂々と発表してくれました。校長の話では「目指しているのは『成長を実感する学校』で、この半年間でいろんな成長を実感することができた。学校の中にいては気付かないこともあるが、外から来た人には岐阜小学校の良さをたくさん誉められている。それを『自信や誇り』にして、後期も頑張ろう!」と語りました。式の終了後、生徒指導主事の青木先生から秋休みの安全指導の連絡もありました。

前期終業式が終わって教室に戻った後、1年生の教室では通知表「こどものすがた」についての説明を学級担任がした後、出席番号順に担任から児童一人一人に「こどものすがた」が手渡されました。◎○△で示される評価に一喜一憂するのは自然なことだと思いますが、どの成績(◎○△)にも価値があります。この評価を、後期の学習へと生かしていって欲しいと思います。

 

10月5日(木)の朝活動の時間に、運動場で「結団式」を行いました。児童会係になった5,6年生の代表からスローガン「みんなで創ろう最高の運動会 ~助け合い・本気で競争~」の発表がありました。今年度の学校経営方針「共創を楽しむ」を意識して考えてくれたようで、とても嬉しく思いました。続いて、赤白の団ごとに分かれて、各団リーダーからの自己紹介と決意表明が行われ、手拍子を中心としたエールにも挑みました。一昨年度から応援合戦をなくし、赤白それぞれを引っ張っていくのは「団リーダー」の団長、副団長、各学年担当となります。「結団式」の前後には、団リーダーの主体的な声かけや動きが見られました。「最高の運動会」を創るために、自覚と責任のある様子が大変頼もしく感じました。

この日の1時間目、5年生がワークスペースに集まって、前期の総合的な学習の時間「長良川学習」を振り返っていました。予定していた「長良川の自然と文化」について、野外学習での「ゴムボート下り」以外は、体験的に学ぶことができました。この成果を後期の学習へと繋げていくことを期待したいと思います。

2時間目の1年生は、体育館で学年体育として、走の運動遊び「かけっこ」の授業を行いました。陸上が専門で体育専科の2組担任から、スタートの「ヨーイ!」で出す足の決め方を教えてもらい、「位置について」➝「ヨーイ!」の動き方を学んでいました。

同じく2時間目、すくすくの3学級がそれぞれの学習活動に取り組んでいました。めぶき学級は、屋上に上がって、教科担任の熊田教頭先生とハートフルサポーターの上野先生と一緒に、自立活動「運動遊び」を楽しんでいました。わかば学級では、3人の子たちが担任の黒岩先生と、それぞれ理科と社会科の個人課題に向かって、調べたりテストを受けたりしていました。ひまわり学級は「校長の誕生会」を開いてくれ、ハンドベルで「ハッピーバースデイ」の演奏を聴かせてくれました。これは、朝の会の時間に「誕生会の招待状」を校長室に届けてくれて実現しました。

3,4時間目には、4年生がワークスペースをフル活用し、社会科「自然災害からくらしを守る」の学習の発展として、国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所からコミュニティ・ティーチャーを招き、「大雨のときの減災のために自分や家族ができることを考えよう」の課題に向かって学びました。具体的に「いつ」「何をするか」というマイタイムラインを作る活動を行いました。とても意欲的に学び、自分たちにできることを真剣に考えることができました。この授業の様子はビデオ録画され、この映像は国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所「木曽川上流水防災協議会」の教材の一つとして活用されていくことになります。実は、岐阜小学校は令和元年度「社会科全国大会」での4年生の授業をはじめ、岐阜小学校の防災教育について河川事務所の皆さんと一緒に力を合わせて考え、公開してきた経緯があります。その様子は「木曽川上流水防災協議会」HPで見ていただくことができます。

3日(火)~5日の3日間で行われた、東京理科大学創造理工学部建築学専攻修士(大学院)2年生の修士研究に関わる岐阜小学校での調査が無事に終わりました。この日は、研究室の垣野教授(工学博士)も来校され、岐阜小学校の校舎の利用の仕方を1日見て行かれました。放課後、校長室で岐阜小学校についての感想を聞いてみると、「先生方が子どもを呼ぶときも、子ども同士も、~さんづけが徹底されていて、仲間を大切にしようとしていると思った。」「学校全体に開放感があり、伸び伸びと暮らしながらも大変落ち着いている。」「学年での連携がとても図られていて、先生方がワークスペースを挟んで両学級を意識し合っている。」「サロンのテーブルの上に置かれた図工や生活科の作品に目を向ける子が多くいて、自分の作品を紹介したり、製作過程の友達の作品から学んだりしている様子があった。」「後ろの扉の開閉や扇風機のスイッチ等を、小さい子たちでも指示される前に自分で考えて動いていて、自主性が育っていると感じた。」「2階フロアに全学年(学級)の教室が配置されていて、休み時間の1年生の教室に大きい子たちが来るなど、異学年交流が盛んに行われている。」など、嬉しい話をたくさん聞かせていただきました。「6年生が校舎内全体に気を配り、4時間目が長引いた4年生の給食配膳を、6年生の給食当番が行っていて凄いと思った。」という感想もあり、ちょうどその場面は写真にもおさめることができました。岐阜小学校の良さを建築学の視点から気付いていただけたことは、とても新鮮で自信や誇りにも繋がりました。

 

10月4日(水)の3時間目、運動会の低学年「団体演技」の発表に向け、初めて1,2年生が体育館に集まって「校歌ダンス」の練習をしました。2年生は、お兄さん・お姉さんとして手本を示そうと頑張って踊り、1年生は振りを真似ながら楽しそうに踊っていました。家で、兄姉から教えてもらっている子もいるようで、初めてとは思えない出来の子もいました。

4時間目には、3年生が体育館に集まって前期「学年お楽しみ会」を開きました。実行委員会の子たちが準備を進め、しっぽ取りとドッジボールを楽しむ企画です。「けんかなし」「笑顔あふれる」めあてを意識して、みんなで盛り上がっていました。

この日の昼休みには、校長室でいくつかの表彰を行いました。まず、令和5年度の岐阜市「歯の健康優良児」(各校の6年生男女1名ずつ)に選ばれた2人の表彰式を行いました。歯科医師会で定めている審査基準は「歯の健康の大切さを理解し歯磨きや生活習慣など歯の健康維持に努めている」「歯列・咬合に異常がない」「う歯がきちんと治療されている」「歯垢や歯石がない」「歯肉の状況に異常がない」「歯磨きの状況が良い」の6点です。続いてサッカー少年団の4位入賞を表彰した後、岐阜市教育委員会が進める「体力向上プロジェクト」の一環で行っている令和5年度「体力テストの各学年各種目の男女それぞれ3位までの記録を出した児童への表彰」として、岐阜小学校で該当する5年生男子「ソフトボール投げ(2位)」、4年生女子「ソフトボール投げ(3位)」と6年生男子「20mシャトルラン(3位)」3名の表彰状を渡し、記念撮影を行いました。

午後からは、4年生はPTA学年協議会事業「親子ふれあい活動」として「鮎菓子づくり」が行われました。メディアセンターでの全体会では、スペシャルゲストとして招かれた亀甲屋の寺澤さんから、手作りで鮎菓子を作ってみえる様子や工程をビデオで見せてもらいました。その後、1組は家庭科室、2組は理科室に入ってグループごとに分かれ、親子で一緒にホットプレートを使って鮎菓子を作っていきました。個性豊かな鮎菓子が出来上がりましたが、とても美味しく食べることができたようです。

 

10月3日(月)の朝活動の時間に「いじめを見逃さない日」の取組を行いました。今月の活動は、児童会放送委員会の協力の下、Teamsを使った放送集会として、いじめ対策監の伊藤先生から「整える」「当たり前」「相手、仲間、誰かのため」という話を聞きました。1年生の教室を観に行くと、テレビ放送を真剣に視聴した後、「あいてのため、なかまのため、だれかのため、あたりまえにやっていること」を思い返しながら、行為や心情を交流し合うことができていました。1年生以外の教室でも「相手のため、仲間のため、誰かのため、当たり前にやっていること」について、発達の段階や学級の実態に応じて話し合っていました。

この日からの3日間、東京理科大学創造理工学部建築学専攻修士(大学院)2年生が、協力者となる後輩の修士1年生を伴って、岐阜小学校の調査を行います。これは、学校建築の修士研究の一環として「岐阜小学校の教室配置やオープンスペースについての調査をしたい」という依頼を承諾したためです。具体的には、児童や教師の動きを5分おきに紙面に記入する「行動観察調査」と記録写真という形で行われます。この日(初日)は、後輩2人との3人で始まりましたが、2日目、3日目は協力者が一部入れ替わりながら、5人で調査が進められます。

昼休みには、運動場で5日(木)に計画している運動会「結団式」のリハーサルを行いました。開閉開式等を担当する児童会係と、赤白それぞれをまとめていく団リーダーが集まり、スローガンの発表やエール交換の行い方を確認し合いました。児童会係では、この日までにスローガンを相談して決めたり、掲げるスローガンを作ったり、結団式の練習をしたりして準備をしてきました。10月に入って、いよいよ運動会への取組が本格化してきました。

5時間目の4年生は、「二分の一成人式」第1部として、岐阜小学校児童の大先輩(京町小卒業生)で空手の世界選手権4連覇(ギネス世界記録)という偉業を成し遂げられてみえる若井敦子さん(現岐阜県議会議員)の講話を聞きました。4歳の頃に交通事故に遭って大怪我を負い、小学校の頃には体育の授業も見学しなければならなかった若井さんが、後遺症克服のためにリハビリテーションとして始めた空手道にどのように向き合い、頂点を極めることになったのかを、とても分かりやすくお話しいただきました。ギネスの認定状や金メダルも見せていただきましたが、それ以上に「自分が変わることで周りや世界が変わった」「夢の実現には遠回りする道もある」「人と比べるのでなく昨日の自分より半歩前に出ることが大事」「勝者とは自分の信じて夢の実現に努力する人のこと」「追い風だけでなく向かい風も自分の力になる」など、多くの金言をいただきました。

また、午後の6年生は、分担された役割(案内スポット等)ごとに分かれて「岐阜まちガイドツアー」ができるようにするための現地事前研修を行いました。これは、11月27日(月)に白川郷学園6年生を「校外学習」(日帰り修学旅行)として岐阜市に招き、岐阜小6年生が「岐阜まち」のツアーガイドを行う計画に向けた準備の一つです。実際に案内する場所を確認することができ、これからの1ヶ月あまりの間に「ミニ観光大使」を目指して準備を整えていきます。

 

10月2日(月)の朝、郡上あゆパーク研修に出かけた5年生を見送って、運動場に戻ってみると7時30分にもかかわらず大イチョウの木の下で銀杏を拾い集めている一人の4年生がいました。その後、登校してきた4年生が担任の先生と一緒に大イチョウの周りに集まってきて、落ちている銀杏の実を探して火バサミで拾い集める活動となっていきました。例年10月上旬~中旬に落ち始めている銀杏が、今年も早めの先々週あたりから落ち始めたのに気付いた4年生主任と5年生が拾い始め、その後4年生ボランティアの活動へと移っていきました。3年前までは5年生が当番を組んで拾い集めていたのですが、一昨年度からは「銀杏拾い~銀杏洗い~銀杏配り」の活動を4年生が園芸委員会として請け負うことを決め、朝の登校後や休み時間を中心に拾い集めてくれました。この2年間は実りが早く豊作でしたが、今年度も大豊作の予感がします。自主的なボランティアで始めてくれたこの取組の輪が、広がっていくことを期待したいと思います。

この日の朝活動の時間、6年生は体育館に集まって「台風の目」の競技を試行しました。これは10月末の運動会に向け、学年種目の団体競技を決める上での試行として行ったものです。これまで「背渡り」系、「ボール運び」系、「綱引き」系など、6年生の団体競技が各年度で考えた種目を行ってきており、「岐阜小最高学年の団体競技と言えばコレ!」となる種目が決まらずに来ていました。「台風の目」は、児童会全校種目「なかよし(小班)リレー」と特徴が重なる傾向があって敬遠されてきたのですが、全校種目をリードする立場の6年生が学年種目の中で憧れの姿や動きを示すことも、一つの考え方として候補に挙がってきたものです。もう少し検討を加え、今年度の「団体競技」を決めていくことになりそうです。

4時間目の1年生は、国語科「しらせたいな、見せたいな」の授業を行っていました。この時間から国語の教科書が新たに下巻となり、新しい教科書、新しいノートでの学習が始まっていきます。この時間は、1組がノートの書き方に時間をかけて指導し、2組は教科書を中心にこの単元の学習の見通しをもつようにしていました。どちらも、本格的な国語科学習に入っていくことで、丁寧な指導を心がけていました。

この日の朝、6年生の教室黒板には下の写真のように、6年生の環境委員長と副委員長から6年生への「5年生『あゆパーク(研修)』のためトイレ掃除の協力をお願い」という依頼がありました。掃除時間に各トイレを回ってみると、5年生の掃除分担である校舎内のトイレ(男女各4ヶ所)を、6年生が一人ずつで受けもって黙々と掃除をしていました。また、5年生の廊下とワークスペースも、6年生が自主的に掃除をしていました。6年生のボランティア精神は、間違いなく耕されていると感じています。

この10月2日(月)に、5年生が「長良川学習」の一環で、郡上「あゆパーク」に研修に行ってきました。朝7時からの出発式では、実行委員からスローガンの発表があり、教頭と2組担任の話が続きました。一昨年度~昨年度と校長が一緒に行っていたのですが、今後のことも考えて今年度は教頭と教務主任に引率をお願いしました。

好天に恵まれた中でのメインの活動は、「鮎掴み➝串刺し」でした。人工水路で一人1匹ずつ鮎を手掴みで確保することができ、自分の捕った鮎に串を刺し「命をいただく」食育の学習を体験を伴って実感しました。また、所員の先生からカレーライスの作り方や注意事項を聞いた後、グループごとに役割分担をして、野菜をの皮をむいて切ったり、飯盒炊飯の用意をしたりしました。ご飯を炊いたり、カレーに肉を入れて煮込んだりすることは所員の先生方にお任せするので安心です。カレーライスと鮎の塩焼きが出来上がるまでの時間を使って、園内に散りばめられた長良川、鮎、郡上等に関する「高学年向きクイズ」を解いて回るラリーをグループ対抗で行いました。ウォークラリー後、鮎の塩焼きとカレーライスの昼食をいただきました。炭火で焼かれた鮎は、とても香ばしく骨や頭も食べきれるほどで、カレーライスも美味しくできあがり、多くの子がおかわりをしました。昼食後、川岸に下りて水質検査と上流体験活動を予定通り行うことができました。その後、研修室に移動して最後のプログラム「世界農業遺産講座」までしっかり受講することができました。長良川の鮎が世界で認められていることが、詳しく説明していただけました。ほとんど予定通りの16:00頃に帰校し、「到着式」を行いました。五感を使った学びを振り返り、多くの収穫や宝物ができたことを確かめ合うことができました。