12月15日(金)の朝、7:45のチャイムで校舎(メディアセンターへの出入口)を開けると、4年1組の子たちが大勢入ってきて、教室へと急いで向かって行きました。何事かと後を追いかけると、担任の先生の誕生日のお祝いをサプライズで行う計画を実行に移し始めたのです。その後は、登校してきた子から順に「お祝い板書メッセージ」を書いていき、自然に役割分担を始めて準備ができるまで先生に教室に行くのを待ってもらう動きができました。そして、準備が整うと先生に目を瞑ってもらって「手引きサポート」で、教室まで誘導して行きました。教室に入ると「誕生日おめでとう!」の祝福に続いて「ハッピーバースデイ♪」の合唱、プレゼント渡しへと続いていきました。先生は、全身で喜びを表現しながらも目には涙も見えました。きっと誰かの思いつきや発案で始まった行動だと思うのですが、学級みんなを巻き込んでみんなでお祝いする雰囲気や活動に広がる様子は、今年度の「共創を楽しむ」具現化となっていて、本当に微笑ましく思いました。
この日の1時間目、めぶき学級の教室では自立活動の時間として、コミュニティ・スクール「学び部」所有(「サマースクール」や「ふれあいフェスタ」で活用)の木片を使った積木等の遊びを通して、バランス感覚等を養う活動を行っていました。その中で、教科担任の教頭と一緒に「ジェンガ」のように薄くて小さい板状の木片を積み上げ始めた2年生が、どこまでも高く積み上げていきました。めぶきの仲間達も、驚きながらも嬉しそうに見まもり、1時間目が終わっても崩れることなく積みあげられていく様子に、1,2年生の子たちも覗きに来て「すごーい!」と感嘆の声を漏らしていました。6年生の国語の授業を終えためぶき担任も応援しましたが、天井に付く少し手前で崩れてしまいました。それでも、とても成就感が持てたようです。
1,2時間目には、5年2組が家庭科の調理実習を行いました。「大根と油揚げの味噌汁」を作って、美味しく食べることができました。見通しをもって主体的に動き、協働的に学ぶ姿に、本日来校されている主任いじめ対策監の脇田先生も大変感心してみえました。
3時間目の4年生は、ワークスペースに集まり、和傘職人である前田さんをお招きし「岐阜市の伝統工芸」についてのお話を聞かせてもらいました。12/7(木)の「ぎふMIRAI’s チャンネル」でも和傘職人の生き方に触れたのですが、今回は社会科の「地域の伝統や文化の保存や継承」「伝統的な技術を生かした地場産業」という側面から学びました。実際に和傘に触れさせてもらいながら、岐阜和傘に魅了されて和傘の骨づくりの職人となった前田さんの話をしっかり聴き、交流も楽しむことができました。
5時間目には、1年生が算数「いろいろなかたち」の授業を行っていました。1組は、単元導入の時間で、円柱、直方体、立方体、三角柱等の箱を積み上げ、グループでタワーなどを作っていました。2組は、その次時に当たる「つくったものの発表会」をしていました。図形遊びのような算数的活動で、図形の学習への関心を高めています。
また、6年生は午後から岐阜中央中学校への1日入学に参加してきました。後藤校長先生、生徒会長、生徒指導主事の話の後、子供たちは校舎内を周り、保護者の皆さんは「入学準備について」「PTA役員からPTA活動について」の話を聞きました。中学校進学という節目が視界に入ってくる半日となりました。
12月14日(木)の朝活動の時間に、今年度の第6回となる異学年縦割り活動「なかよし活動」を行いました。10月は「運動会」、11月は「ふれあいフェスタ」に向けた活動となったため、「なかよし遊び」は久しぶりになります。9月までに比べて、子供たちの距離感が随分近くなったように感じました。
この日の1,2時間目に5年1組が家庭科の調理実習を行いました。家庭科の教科担任で2組担任の青木先生の指導で「大根と油揚げの味噌汁」を作って、美味しく食べました。
4時間目の6年生は、「樗流会」中社より講師をお招きして「狂俳づくり」を行いました。今年度は、9月にも「金華山」と「どきどき」のお題(課題)で岐阜市民文化祭(岐阜市文芸祭)への応募のためにご指導いただきました。今回は、年明けの1月に行われる「岐阜公園狂俳発祥顕彰行灯祭り」への出品に向けて「新年」「お年玉」「つるつる」のお題で、子供たち一人一人が自分の「狂俳」で詠みました。今後、図工の時間に絵も描き加えて予定です。完成がとても楽しみです。
この日の午前中、ひまわり学級はみんなで「みんなの森 メディアコスモス」へ「ふれあい教育展」の見学に行きました。自分たちの学習成果(図工作品等)の展示に自信をもったり、他校の作品の良さを味わったりすることができました。また、高学年が低学年を気遣う様子もたくさん見られました。
5時間目の1年生は、1,2組とも学級活動「後期前半に頑張ったこと」の授業を行っていました。みんなで「頑張ったこと」を思い出しながら、一人一人が自信をもって言える頑張ったことを絞り込み、作文でまとめていく学習になります。
昼休みには、第63回「岐阜市青少年読書感想文子クール」で入賞した子たちの表彰式を校長室で行い、記念写真を撮りました。
12月13日(水)の2時間目、2年生が学級活動「お礼の手紙を書こう」の授業を行いました。これは、生活科と国語科の合科的な内容となるのですが、生活科「もっとなかよし まちたんけん」でお世話になったお店の方に、それぞれ担当した子が感謝の気持ちを伝える活動です。前日の「スマート連絡帳」でお伝えしたように、1組担任の空先生が体調不良で自宅療養(夜の通院でインフルエンザAの診断をされたため今週いっぱいお休み)のため、この時間は教務主任が補充に入りました。
同じく2時間目、1年生は体育館で学年体育「マットをつかったうんどうあそび」の授業を行っていました。安全に留意した準備や片付け等の学習の進め方を学んだ後、「ゆりかご」「アンテナ(首倒立)」「かえるのあしうち」等の基本技を楽しんでいました。1年生の体育の授業は、2組担任の専門教科ということもあり、学年全体の児童数も40人以下であるためTT指導による学年授業を行っています。教科書のない体育科の授業は、岐阜市で選抜された教員グループで作成した指導と評価の計画「コンパスカリキュラム」(下の添付資料参照)を基に進めています。
この日の5時間目は、各学年の1組とすくすくの授業参観でした。めぶき、わかば、ひまわりの3学級は合同で、体育館での「すくすく運動会」を行いました。「ジェンカ」「借り物競走」「だるまさんが転んだ」の3種目を親子で楽しみました。1年1組は英語「「かいものゲームをしよう」」の授業を観てもらい、2年1組は担任のインフルエンザにより急遽変更となった2組担任の長尾先生との道徳「情報モラル」の学習の様子を観てもらいました。3年1組は理科「ものの重さをくらべよう」、4年1組は国語「プラタナスの木」の授業を観ていただいたのですが、どちらも小集団交流の時間が位置付けられ「対話的な学び」が展開されました。5年1組は、前週の2組同様に総合的な学習の時間「ふるさと学習」として取り組んできた「清流・長良川」の学習のまとめとして、グループごとに「長良川の魅力」をプレゼン資料にまとめて発表しました。6年1組は、社会科「世界に歩み出した」の授業で、小集団交流の後に自分の考えをまとめて堂々と話す姿が頼もしく思いました。
参観授業後の「学級懇談会」には、大勢の保護者の皆さんに残っていただき、子供たちの成長の様子をいくつも教えていただき、家庭での様子やボランティア等で感じられたことなどを交流をしていただきました。保護者間のネットワークが繋がっていくことを期待しています。なお、担任不在の2年1組は、懇談に残られた方がお一人だったため「学級懇談会」は取り止め、個別にお話をして帰っていただきました。また、懇談終了を待つ低学年の子供たちは、1階メディアセンターで落ち着いて読書や学習をしていました。
12月12日(火)の朝活動は「学年発表の児童集会」で、2年生による「もっとなかよし まちたんけん」の発表でした。今まではグループでの発表だった2年生が、今年度は発表する学年は分担しながらも、児童一人一人が「どんなお店に行って、どんな感想を持ったのか」を、タブレット端末や画用紙等にまとめ、クイズ等も取り入れながら工夫のある発表を自分だけで勇気をもって発表することができました。すくすく(めぶき学級とひまわり学級)の2年生の子たちも、自分の担当するお店の魅力を自分なりのまとめ型押し、一生懸命発表することができました。
この日の午前中、山県市立高富小学校から教務主任と学習指導部長の2人の先生が、岐阜小学校を訪問されました。先週、高富小学校の校長先生(岐阜大学教育学部附属小学校の私が教頭の時に主幹教諭だった先生)から「高富小も宿題を見直そうと思っているところなので、岐阜小の取組について話を聞かせて欲しい」という電話が入り、この日の視察となったのでした。校長室で話をした後、廊下やワークスペース等に掲示された「家庭学習」の様子を実際に観てもらいました。1年1組の教室内にある掲示物を案内したところ、高富小の教務主任さんはここの学級担任の前任校で同僚だったようで、思わぬ再会にお互いに驚きながら挨拶を交わしていました。
5時間目の1年生は、1,2組とも国語科「日づけとよう日」の授業を行っていました。一日を「ついたち」、八日を「ようか」、二十日を「はつか」と読むなど、日付の特別な読みについて学び、歌で覚えていこうと学習しました。ご家庭でも、カレンダーを見ながら練習するなどしてみてください。
6時間目には、6年生が1階メディアセンターで学校薬剤師の永井先生による「薬物乱用防止教室」を受講しました。これは、体育科保健領域「病気の予防」の学習の発展という位置付けで、薬に関することを中心に飲酒や喫煙の影響についても教えていただきました。6年生の子供たちは、プレゼン画面に集中して話を聞いていました。
12月11日(月)の朝活動~朝の会の時間に、多くの学級が「ノート展」に陳列されている各学年のノートの見学に回っていました。低学年の子のノートに感心したり、上学年のノートに憧れをもったりしながら、ノートのまとめ方を学ぶことができました。
この日の2時間目、1年生の1組は音楽科「おおさがし」、2組は生活科「じぶんでできることをしよう」の授業を行っていました。楽器を使って音が出る音楽の時間をずらすためで、3時間目は1組が生活科で2組が音楽科の授業を行います。1組の音楽では、トライアングルで音を出した後、タンブリンと鈴をならして感じたことをプリントに書き込む学習を行っていました。2組の生活科は、家の仕事について調べてきた「誰がどんな仕事をしているか」の交流をしました。
午後からは、学校医、学校薬剤師、学校職員、保護者代表による第2回「学校保健安全委員会及び食育推進委員会」を行いました。夏の第1回に続き、今回も保護者代表としてPTA本部役員に来ていただきました。岐阜小学校の健康教育の取組や児童の健康状態について報告をさせていただき、学校医として内科医の高橋先生、耳鼻咽喉科の江崎先生、学校薬剤師の永井先生からのご指導も聞いていただきました。
また、5時間目に6年生は、ワークスペースに自分の椅子を持ち出し、学年での音楽の授業として「卒業証書授与式」で披露する合唱曲「ふるさと」(嵐ver.)を鑑賞して、どんな思いを込めていくのかを考えました。その上で歌った最後の練習では、きれいな声が響いて今から本番が楽しみになりました。