7月1日(金)の朝活動は、テレビ放送による児童集会でした。7月3日は、岐阜市内一斉の「いじめについて考える日」です。今年度は7月3日が日曜日のため、岐阜小学校では「いじめについて考える日」を1日に設定し、毎月3日の「いじめを見逃さない日」以上の取組を行うことにしました。児童会代表委員が「亀に意地悪をしているところを見た浦島太郎」の1人目~3人目の浦島太郎を比べられるような寸劇で表し、それをタブレット端末で撮影し、テレビ放送で観てもらうことにしました。最後に、いじめが起きにくい風土を創り出すための「ぽかぽか言葉・行動」キャンペーンを来週から始めるという告知もされました。それを受け、各教室では動画の感想交流や決意の確認、キャンペーンへの意気込みを話し合いました。
テレビ集会終了後、1時間目を使って6年生は「いじめを考える」話し合いを行っていました。「いじめを見て見ぬ振りをすることはよくないことと分かっていても、止める勇気はなかなか持てない。」という正直な気持ちが出される中で「では、どうしたらよいか?」と考えたことを、行動へと繋いでいって欲しいと思います。
この日の1,2時間目、ひまわり学級(1,2,3組)のみんなで「じゃがいもパーティー」第2弾を行いました。先週木曜日(6/23)に続いて、1,3組は自立活動、2組は生活単元学習の時間として取り組みました。自分たちが、屋上農園で育て収穫したジャガイモを使った調理実習と会食(默食)を、みんなで分担しながら力を合わせて楽しんだのです。今回はポテトチップスといもバーガーでしたが、1,2年生は今回もジャガイモを洗う作業で活躍し、その後は静かに落ち着いて調理実習の様子を見学したり、できる手伝いをしたりしました。
1年生は、1時間目に1組、2時間目に2組が、生活科「なつがやってきた」の学習の一環で、屋上に上がって「しゃぼんだま」で遊びました。熱中症対策で担事案だったことや、市販のシャボン玉セットではなく一般的なストローやうちわ(紙を剥がしたもの)で挑戦したので、なかなか上手く作れませんでしたが、しゃぼんが膨らむコツを掴もうと考えながら行いました。
また、2時間目に4年生が、1階メディアセンターで社会科「住みよいくらしをつくる ~ごみのしょりと利用~」の学習の一環で、岐阜市役所環境部低炭素・資源循環課の出前講座「ゴミを減らそう!雑がみ講座」を受講しました。講師で来ていただいた市職員の方からは「とても積極的に参加してくれた」「発言意欲が高い」と誉めていただきました。
6月30日(木)の朝活動の時間帯に、3年2組と1年2組の教室で、岐阜聖徳学園大学教育学部3年生の学生がそれぞれ自己紹介をしていました。これは、岐阜聖徳学園大学の「クリスタルプラン」(4年間で系統的な教職体験を学校現場で行い即戦力として活躍できる実践的な指導力を身に付けようとする教育プロジェクト)の一つである「学校インターンシップ」に申請をして実現したものです。大学としては、授業や行事等にける個別支援など、学校での様々な取組に参加する目的で「学生を派遣」してくれる制度ですので、岐阜小学校としてもこれを活用しながら、より充実した教育活動を行って行きたいと思います。この日は、校外学習に出かける3年生と、ハートフルサポーターが不在の1年生の支援に入ってもらうことにしました。
2時間目に図書館を覗くと、1年1組が後補充の先生と本を借りに来ていました。係の子が声をかけ、きちんと整列をして教室に戻っていくところでした。続いて、入れ替わるようにひまわり学級の1年生4人が図書館に来て「せんせいたんけん」として、学校司書の先生に挨拶とインタビューを始めました。図書館にも親しんでいって欲しいと思います。
この日の1,2時間目、3年生が川原町方面の校外学習に出かけました。「長良川デパート」「CASA」の見学を通して、岐阜まちが長良川の恩恵を受けていることを学んできました。
午前中には、5年生が「カワゲラウォッチング」の活動を行いました。これは、総合的な学習の時間「清流・長良川」の学習の一環で、講師に岐阜市役所環境部環境保全課の方々を招き、「長良川の水生生物を捕まえる活動を通して長良川がきれいな川であることに気付くこと」を目的に行ったのでした。本来、これは環境省と国土交通省がとりまとめている調査で、主に小中学生を対象として実施しています。岐阜県では、きれいな水の指標生物であるカワゲラ類が多く見られることから「カワゲラウォッチング」という名称で普及しています。身近な河川にどのような水生生物が生息しているかを調べ、水生生物や水の汚れの程度を確認し、調査を通して河川環境保全の重要性を認識してもらうことを目的としています。この日は、猛暑による熱中症の心配があることから、長良川の水をタンクに入れて体育館に持ち込んでいただき、涼しい環境の中で、試薬(パックテスト)を用いて、pH(水素イオン濃度ー酸性、中性、アルカリ性を示す指標)、COD(化学的酸素要求量-水の汚れを示す指標)を計測して水質を判定しました。また、水生生物を採集し、採集された指標生物の種類から水質階級を判定する活動は、実際に川の中に入って行い、科学的根拠を得て、長良川の水の美しさを実感しました。
5時間目には、2年2組の子供たちが生活科生活科「自然大好き大作戦~長良川の川原で遊ぼう~」第5時の授業を、全校の先生の研究のために提供してくれました。これは、先週に行った2年1組の研究授業の振り返り(成果や課題)を生かして行ったものです。学習のめあて「かわらあそびをしょうかいし合い、もっと楽しめる川あそび名人になろう」に向かって、自分の楽しんだ「石遊び」や見つけた石を、仲間と交流する活動でした。緊張しながらの交流でしたが、「次に行くときにはこんな遊びをしてみたい」という意欲が伝わってきました。
放課後、岐阜小学校の前教頭でエールぎふの副所長を講師にお招きし、全校の教員が参観した2年2組の生活科の授業についての研究会を行いました。2年1組担任が考えた指導案を研究推進委員長や低学年部の先生方で練り合い、2組担任が行った試みのある授業提案についての研究協議となりました。ご指導いただいた講師の先生からは「繰り返しの体験が愛着に繋がる。長良川にどっぷりと浸かる系統的なカリキュラムは大変魅力的である」「一度目の体験での気付きを自覚化する本時(表現活動の時間)には意味があり、単元構成として有効である」など、お褒めの言葉をたくさんいただきました。これから意識したいこととして「気付きの自覚と表現力のマトリックスで類型化するなどし、交流における指導援助や効率的な評価の在り方を明確にするとよい」という課題もいただきました。学校全体としては、5年生「長良川学習」を中核に据えながら「1~4年生でどんな体験を積み上げるとよいか」「6年生でどんな学習に発展させるとよいか」の方向性が見えてきて、大変有意義な研究会となりました。
6月29日(水)の1時間目、2年2組の教室では国語科「こんなもの見つけたよ」の授業を行っていました。そこには、岐阜聖徳学園大学教育学部4年生の学生が学習支援に入っていました。実は、卒業論文のための実践研究を学校現場で行う協力を岐阜小学校で行う代わりに、授業サポート(学習支援)もお願いしたのです。当面は、毎週水曜日の午前中に、本校に来て子供たちの支援と卒論テーマに沿った実態把握や検証を行っていく予定です。
同じく1時間目、1年生は1,2組ともに国語科「おおきなかぶ」の音読劇(動作化)の発表をしました。グループに分かれて練習した後、みんなの前で「うんとこしょ、どっこいしょ」に合わせて、大きな株を引き抜こうと力を合わせる様子や、次の人を呼びに行って引き抜こうとする人数が増えていく様子を、一生懸命演じました。
2時間目には、ひまわり2組が家庭科室で調理実習で「ゆで卵」をつくりました。5年生の家庭科に合わせて、生活単元学習として他の学年の子たちも一緒につくりました。今回も、仕事を分担しながらも、協力し合って美味しくできがりました。
この日、4年生が個人用タブレット端末を活用し、STARと呼ばれるアンケート調査に初めて答えました。前日の26日(水)に6年生は完了し、この日は5年生もが行いました。これは、岐阜市教育委員会が「学校教育における課題に関して、データベースとして蓄積された客観的根拠に基づき、タブレット端末を用いたアセスメント結果で判明した学校課題と、課題の有効な解決方法とをパッケージ化して学校に還元するシステムとして、学校の課題解決に資するアセスメントシステムを開発実施する。」という目的で行う事業で、岐阜小学校運営協議会委員でもある岐阜大学教職大学院の吉澤寛之准教授の研究にもなっているものです。自分の規範意識、道徳観、忍耐力、共感性などのアンケート項目と、周囲の人とのかかわり(先生や友人など)について答えていますので、これらの変容についても見ることができるものです。
6月28日(火)の1,2時間目に、総合的な学習の時間「ふるさと学習」の一環で、3年生みんなで長良川の川原(金華橋の下)に行って「川辺の生きもの」を観察してきました。6/21は石遊び中心だったのですが、今回はライフジャケットを着用して水の中に入り、箱メガネで水中を覗いて魚等の生きものを観察しました。20名近い保護者ボーンティアの皆さんに境界線(膝までの深さの位置)に立っていただき、安全を確保しながら楽しむことができました。
この日の3時間目、2年2組が生活科の授業で「自分が育てているミニトマト」をじっくりと観察し、丁寧にスケッチをしていました。タブレット端末(iPad)でパシャッとするだけで観察した気になってしまう傾向を心配していた中、五感を働かせながら実り始めたトマトを一生懸命記録をしている様子を見て、とても頼もしく感じました。
3~4時間目には、5年生の希望者が「小児生活習慣病予防対策の血液検査」を受けました。これは、岐阜市が「小児生活習慣病予防対策として、市内全小学校の5年生(希望者)に対して血液検査を実施し、検査結果をもとに生活習慣の見直しと今後の生活のあり方について学校医と連携した指導を行う。」という平成7年度から行っている事業です。
この日は、岐阜市の新規採用教員の校外(全体)研修が行われ、岐阜小学校からも1年2組担任が終日出張という形でそこに参加します。1年2組の担任不在のときには、準「学年担任」体制の一環として学年主任が2組の後補充(担任代行)を務め、主任学級の1組の担任代行は初任者研修後補充非常勤講師が務めています。この日の4時間目は、音楽「かたつむり」の授業でしたが、どちらの学級も戸惑う様子もなく、意欲的に学習に取り組む姿が多く見られました。
昼休みから5時間目にかけて4年生は、総合的な学習の時間「ふるさと学習」の一環で、長良川の川原(金華橋の下)に行き、タモとケースと箱メガネを持ち、フローティングベスト(ライフジャケット)を着用して「生き物採取」(魚とり)をしてきました。20名近くの保護者ボランティアの皆さんに見守られながら、1時間以上も夢中になって魚を掬っていました。
6月27日(月)の朝活動は、児童会代表委員による「いじめ防止強化週間」の始まりを告げる「テレビ放送集会」が行われました。代表委員からの呼びかけに続き、代表委員会担当が「6/24(金)に6年1組が『読み聞かせ』で聞かせていただいた『ことばのかたち』という本が、この機会にぴったりの内容だったので、全校の皆さんに紹介します。」と、放送を通して「読み聞かせ」を行いました。
この日の1時間目、3年1組の教室では「アメリカからの一時帰国による一週間の体験入学」で今週の学校生活を一緒に過ごす女子児童との出会いの時間を設けていました。子供たちは、興味津々な様子で次から次へと質問を被せていました。彼女のお母さんが金華小学校の卒業生で、実家が今も金華地区にあり、一時帰国の機会に「日本の学校での生活を体験してみたい」という希望を受け入れる形で、短い期間ですが「仲間入り」をしてもらうこととしました。父親も日本人ですが、アメリカで生まれ、途中3年間をメキシコで過ごし、今はミシガン州に住んでいるそうです。日本語と英語での授業を半々で行う「にじいろ小学校」に通っているようで、英語の方が得意なようですが日本語も大丈夫なようです。コロナのワクチンは2回接種済で、帰国時の検査でも陰性で、健康状態に問題はないようです。よい経験を積んで素晴らしい思い出をつくってもらいたいと思います。
この日の1年生の図画工作科「ちょきちょきかざり」の授業は、2組は担任の指導で1,2時間目に行い、1組は2時間目に担任が前半の指導、3時間目に後補充が引き継いで後半の指導を行いました。「折り紙を折って、はさみで切って、素敵な形をつくりだそう」という課題に向かって、子供たちは夢中になって取り組んでいました。
中休みには、大勢の子が「外遊び」を楽しんでいました。教室では担任からマスクを外して遊ぶように指導し、運動場でも「マスクを外すよ!」と声をかけながら様子を見て回ったのですが、頑なに外さない子がいます。友達との距離がとれないことを心配したり、活動量が少ないから大丈夫と判断したりしているのかもしれません。しかし、今週の「暑さ指数(WBGT)」は「厳重警戒」域まで上がる日が続く予報が出ています。この状況は何より「熱中症対策」を優先する事態ですので、ご家庭でも「外に出るときや運動するときはマスクを外しなさい」という声かけに、ご協力いただきたいと思います。
また、掃除終了後に3年生が、臨時学年集会を開き「千羽鶴完成会」を行いました。これは、岐阜市平和資料室で見てきた「千羽鶴に込められた平和への思い」を岐阜小学校全体へと広げようと取組を発表し、3年生の呼びかけに全校のみんなが平和を願って千羽鶴を折ることに協力した活動の集大成です。全校のみんなで折った鶴を、PTAの3年学年長さんと副学年長さんが中心となって1週間以上をかけて「千羽鶴」の束に仕上げてくださったのです。色のグラデーションを考え、外れないようにビーズを使うなどして、虹のようなとても素敵な「千羽鶴」が完成しました。鶴の数は、なんと1,810羽にも及んだそうです。「平和への祈り」が形になるまで、多くの人がつながり、感謝の気持ちを養うことにもなりました。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。