11月1日(水)の朝活動は、全校「朝掃除」でした。この日は、岐阜市教育委員会学校指導課から5人の先生方が来校されることもあり、前日の火曜日に掃除を行わなかったので、お客さんを迎えるための美化活動を位置付けたのです。それぞれの学級で、教室や廊下、昇降口などの掃除場所をきれいにしました。
11月1日(水)の午前中、岐阜市教育委員会学校指導課による人事管理訪問が行われました。これは、1年に一度「岐阜市の学校教育の方針と重点に関わる実践状況」「組織的で活力ある学校経営の具現状況」「安全確保のための危機管理体制の確立状況」「教職員の資質や指導力の向上に対する取組状況」「服務規律等に対する徹底状況」の5つを訪問の視点として行われるものです。校長室での「学校経営の概要説明と懇談」終了後、2時間目は、全学級の児童の学習の様子、全学級担任の専門性を発揮した指導の様子を把握する機会として、それぞれ3分程度でしたが授業を観て回っていただきました。
授業参観の前後には、諸帳簿点検と校長との懇談の続きに加え、保健室や理科室の点検、児童代表との懇談も行われました。そして、3時間目には訪問された5人の先生方から、順番にお褒めの言葉や指導・助言をいただき、それを校長、教頭、教務主任が学校を代表して拝聴しました。その内容は、以下の通りです。
・「家庭学習」の取組や「ふるさと学習」の発展など、新しい学校づくりへの改革を進めている印象が強い。授業でも、ロイロノートの積極的な活用がなされている。「ぎふMIRAI’s」は、岐阜小学校の取組が市内のモデルとなるので、実践を共有して横展開できるよう伝えていきたいと考えている。
・6年生児童との懇談で、「学校の自慢は?」と尋ねると「地域の自然や文化」が語られて驚嘆した。「より過ごしやすい学校にするには?」にも「日々の清掃活動に力を入れたい」「5年生への引継をしっかりしたい」という答えがあって感服した。子供たちの中に「ふるさと大好き」「学校大好き」が伝統として根付いているのだと感じた。学校全体に落ち着きだけでなく、子供たちの意思表示や表現が見えてくる。必要な改革に着手する判断が見られ、学級閉鎖や教員不在の中でも、学校が普段通りに回っている体制が整っていると思った。
・4学級の閉鎖、学級担任4人の不在でも、大変さが感じられない雰囲気があり、職員間の関係づくりが良好であることを実感した。不登校傾向の児童への「フリールーム」設置が丁寧に行われ、オンライン授業も継続されていて、一人一人が大切にされている。タブレット端末の活用や小集団交流も定着し、先生の板書も要点が押さえられ、双方向のリモート授業、「家庭学習」の取組など、二極化への対応としての選択と集中の必要な支援が行われていると勉強になった。
・諸帳簿を点検したが、適切かつ正確な処理がされていた。特別支援学級の授業が素晴らしく、そこからも困り感のある子たちがとても大切にされていると感じた。高学年で息の長い発言が見られ、より高い理想に向かう「子供の主体性を引き出す」発音や支援を考える段階だと感じた。保健室で聞いた話から、疑問や気になることが言い合える職員集団で、今週のようなピンチも乗り越えていく一体感があると分かった。改革の根底には、一人一人の成長を心から喜ぶ職員の温かさや熱意があると感じた。
・管理訪問60校目となるが、岐阜小学校の子どもたちは大変安心して授業に向かっていると感じた。その要因は、「子供に軸足が向いている」「学校経営方針が浸透している」「家庭・地域の協力が定着している」「フリールームの設置、いじめへの迅速な対応がされている」「教頭・教務主任をはじめ職員に機動力がある」の5つだと思われる。この「岐阜小の好循環」が、未来永劫続くはずはないと「まさか」の事態に備える感覚、油断大敵の意識をもちたい。
大変嬉しい評価がしていただけたと思います。これを自信や誇りにして、更に精進していきたいと決意を新たにしました。
この日の4時間目、6年1組と1年2組が合同体育「影踏みオニあそび」を楽しみました。1年生の体育の授業を位置付けようと時間割を組んだところ、6年1組の教科担任である2組担任が「僕が一緒に体育をやりますよ」と申し出てくれ、前日に1年生が行った「長く伸びた自分の影をオニに踏まれたらオニになる『影踏み増やしオニ』」の授業を行ってくれました。こうしたことが、教職員の一体感でピンチを乗り越える岐阜小学校の真骨頂だと思います。
6時間目には、後期の第1回「児童会(委員会)活動」を行いました。新しい6年生の委員長と5年生の副委員長が進行し、めあてや当番等の役割分担を話し合いました。そして、前期から継続している子たちから仕事内容を教えてもらい、連休明けからの活動に備えました。
10月31日(火)の朝活動の時間に、5年2組が「家庭学習」交流を行っていました。ロイロノートで提出した一人一人の「家庭学習」を大型テレビのモニターで紹介しながら、学級担任の青木先生がそれぞれの良さや頑張りをみんなに広めながら「家庭学習」を紹介していました。秋の名月の話題から「月のクレーターに興味をもって調べた」という子の「家庭学習」は、「ロシアのクレーター」にも辿り着き、多くの情報を仲間と共有することにも繋がっていました。
この日も、前日に引き続き3学級の閉鎖が続いています。3年1組は、2組の授業をタブレット端末で観ながら時々声を出して参加しています。1時間目は、社会科「事故や事件からくらしを守る地域の取り組み」という岐阜小学校「ふるさと大好き」に繋がる学習が進められていました。4年生は、朝の会の時間には、学年主任が「カメラにも映り込む美しい放射線状の日差し」を話題にしていました。1時間目は、教科書中心の国語のリモート授業でした。
1時間目には、1年生が運動場に出て体育科「オニあそび」の学習を行っていました。担任代行の二人によるTT指導で、長く伸びた自分の影をオニに踏まれたらオニになる「影踏み」遊びを楽しむことができました。
午後からは、6年生が校外学習「歴史博物館見学」に行ってきました。6年生は、1年時の国語「たぬきの糸車」や3年時の社会「ちょっと昔の道具展」で「歴史博物館」を見学したことはあるのですが、2階「常設展」の見学も初めてとなり、歴史学習としてとても貴重な機会となりました。特別展「天下統一」(下に添付した資料参照)は、ちょうど社会科の授業で学習したばかりでもあり、大変タイムリーな見学となりました。また、岐阜小学校から歴史博物館への通りは、織田信長公が天下統一に向けて出陣した「戦国の大道」でもあり、4週間後に控える「岐阜まちガイドツアー」の事前研修としても有意義なものになったと思います。私(校長)も引率を兼ね、特別展「天下統一」と2階「常設展」(模様替え後は初)、岐阜公園「菊花展」(4年生「一人一鉢」出品)を観覧してきました。
10月30日(月)の朝活動の時間に2年生と6年生、1時間目に5年生が、それぞれ学年のワークスペースに集まって「学年集会」を行っていました。2年生は、土曜日に学級毎に行った「運動会の振り返り」を学年で共有しながら、これからの学年の学習や生活について確認し合っていました。6年生は、卒業までを学年の動きを見通しながら、一人一人の行うことを確かめました。5年生は、後期児童会の副委員長の人選を、みんなで行いました。
この日は、3年1組の「学級閉鎖」と4年生「学年閉鎖」の措置を余儀なくされ、自宅で待機している児童へのリモート授業を行いました。3年1組は学級担任もインフルエンザA型と診断され、3年2組の担任で学年主任の授業をオンラインで繋いで参観(参加)できるようにしました。4年生は、1組担任もインフルエンザA型と診断されているため、2組担任で学年主任がタブレット端末に向かって声をかけながら、黒板や大型テレビモニター(デジトラック教科書や電子黒板)を使ったオンライン授業を行っています。
今週の3日間は、3,4年生3学級が閉鎖(自宅待機)となったのですが、教職員にも病欠が相次いでいます。特に1年生は、10/23にお伝えしたように2組担任が療養中でお休みしていることに続き、1組担任で学年主任もインフルエンザA型と診断され、今週の3日間は担任不在の状況で学校生活を送らなければならなくなりました。そこで、1組担任を教務主任でいじめ対策監、2組は引き続き校務主任で少人数指導の担当者が担任代行することとします。授業については、自習体制でもでいる学習プリントや単元テストに取り組む他、学習を進めたい国語科の授業を教務主任、算数科と音楽科の授業を校務主任が、時間割をずらして1,2組両方の指導を行うこととしました。従って30日(月)は、2,4時間目の1組、3,5時間目の2組の国語は教務主任、2時間目の2組と3時間目の1組の音楽、4時間目の2組と5時間目の1組の算数は、校務主任が授業を進めました。ご心配やご迷惑をおかけしますが、現有勢力で3日間を乗り越える所存ですので、どうかご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。