6月1日(火)年長児の遊びの姿から
このところ、何日も続けて年長児の子供たちが泥んこ遊びをしています。これまでは、さば土のコーナーに、雨どいをつなげて水を溜めることを楽しんでいました。さば土は砂場の砂と違って、水が混じるとトロトロ、ドロドロになります。それが面白くて、試行錯誤しながら雨どいをつなげ、水を溜めていました。
泥の性質を肌で感じた子供たちは、「この泥で滑り台を作ったら面白いのでは・・・」と思いつき、今度は、板を持ち出し、滑り台遊びを始めました。
始めは、泥の感触を苦手に感じた子供も、水を流すという役割があることで、無理なく仲間入りし、徐々に慣れ、自分から泥の感触を味わう姿に変わっていきました。
滑り台には、泥と一緒に水をかけるとよく滑ることを発見した子供が、バケツで水を流します。泥も塗りたくって入念に準備します。
「ゴールの泥たまりにタッチしたら、金メダル。」と、誰かが言い出したことで、挑戦が始まり、更に盛り上がります。
先生も、やりたくなっちゃった。一緒になって挑戦です。「さあ、うまく滑るでしょうか・・・!」
そばで見ていた3歳児の子にも、自分たちが遊んで楽しかったことを、教えてあげようと座らせてくれました。
このように、子どもが主体的に環境に関わり遊びこむことで、遊びは広がり深まっていきます。私たちは、毎日、子どもが自分なりに考え行動する姿を引き出せるような遊びの環境づくりを大切にしています。
だって、遊びの中には、学びがいっぱいなんですもの。