水遊びは続く。
重い水を木の家に運んで水を流すことが大変!ということで、子どもたちは考えます。「魚釣りで水を運ぶ。」
え?どういうことでしょうか??
話を聞いていくと、長い棒と紐とバケツがいるということで・・・
なるほど~。近くにある物を使って、即席釣り竿の完成です。
一人では動かせないから、「私も手伝おうか。」と2人で水を釣り上げます(笑)
夏遊びにどんなことをしたいか尋ねると、12通りのアイディアが出ました。
その中の1つに「ボールすくい。」と答える子がいました。
「やってみたい」を一緒に形にする中、戸外で使った棒を使えば楽しそうとすぐにピンときたようです。
じゃぁ、試してみよう!
結果は・・・ぜんぜんすくえませんでした。
困った!どうするのか、たいよう組・・・
しばらく見つめて「いいこと考えた。」「これ(棒)が長いから、短くしたらいいと思う。」
思い立ったらすぐに作り始めます。
持ち手を短くすると、とってもすくいやすかったようです。
作ったときの表情も自信に満ちていますね。
そして再び水遊びに。
ボールすくいの経験から、たいよう組から短い棒を探しました。
どうすればバケツを持ち上げやすいか、今回は引っ張る糸や紐に着目して幾つか試すことになりました。ナイス着眼点。
A毛糸 Bたこ紐 C麻紐
いつも製作遊びで馴染みのある物から順番にチャレンジすることを決めました。
Aの毛糸は、バケツから糸がするっととれてしまい落ちました。
Bのたこ紐は、遠い場所まで簡単に伸ばせますが、背伸びをしても、遠くに引っ張っても
ロープウェイのように上までは運んでくれません。
残るCはと言うと・・・バケツの水はこぼれるけれど、グングン引っ張れました。
でも、引き上げた後に、トイに水を流すことが難しくて・・・
すると、畑に詳しい大友先生に聞いてみようと。2人も「いいね。」とすぐに賛同して、
大友先生に困っていることを伝えました。
すると、麻紐を屋根の隙間にグルっと一周させること、
赤い棒を動かなく固定することを教えてもらいました。「ありがとうございます!!」
自分たちで見つけた麻紐に、大友先生の考えが合わさり、水がこぼれずスイスイ引き上げられます。
「やったー!」「次やらして。」等の歓声を聞きつけた、たいよう組の子も仕組みのある遊びに興味深々。
「こんな風にしてみたい!」「あれ?どうして??」「考えてみよう」「やってみたら楽しかった」そんな経験を
子どもたちとどんどん味わっていきたいです。