5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組 (5歳児)

先々週、たいよう組にカナヘビの赤ちゃん(カナちゃん)がやってきました。実は、畑に餌を探しに行ったときに脱走されてしまいました。

子どもたちに「どうして逃げたんだろう・・・」と問いかけると、「お母さんやお父さんや友達がいないから。」「餌を探しにいったから。」と理由を考えたり、「恥ずかしいんじゃない。」「寂しい。」など、かなちゃんの気持ちを想像したりします。

さらに、「たいよう組がお父さんとお母さんになればいい。」「当番でお世話をする。」「広いお家にしたらいい。」など、みんなでどうしていくよいかの考えを出し合いました。

週明け、「かなちゃん元気?」と、気にして手にのせてなでたり、公園でかなへび(友達)を捕まえてきたり、「休むところを作らなくちゃ!」と、色々な大きさの木材を使って家を作ったりと、かなちゃんのためにと、毎日、愛情いっぱいにお世話をする子どもたちの姿が何とも可愛いらしいです。

 

戸外では、リレーを続けて遊んでいます。

始めは、思いっきり走ることが楽しかった、たいよう組の子たちでしたが、「○○ちゃんと一緒に走りたい。(対決したい)」「○○君と同じチームでやりたい。」「チームの名前をつけてやりたい。」「(勝ちたいから)エイエイオーしようよ。」など、色々な思いをもって走る姿がみられていました。

子どもたちは、繰り返しリレーをする中で、「たいよう組のリレーはたいよう組だけでやる。」「半分に分かれないと勝負にならない。」など、どんな風にリレーをしたいか、話し合う姿もみられるようになりました。

そして今週は、チームを決めたことで、勝敗がついた後に、チームで喜んだり、悔しがったりする姿がみられるようになってきました。また、負けたチームは肩を組み、どのような作戦で勝負するか、それぞれの子がアイディアを身振り手振りを交えて伝えます。

誰か一人が頑張るのではなく、チームの一人一人が真剣に走ってバトンを繋ぐ姿には胸が熱くなるものがありますね。いよいよ来週は親子ふれあいフェスティバルです。心動く、いろいろな気持ちを積み重ねていけたらと思っています。