幼稚園行事 5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組(5歳児)

4月28日(金)

年少組の子に向けた歓迎会を行いました。名付けて『こあらさんを喜ばせよう作戦!』です。

こあら組の子は初めての幼稚園、どんな気持ちだろう?

みんながこあら組の時はどんな気持ちだった?

どんなことをしてもらったら嬉しいかな?どんなことをしてあげたい?

こども会議をしたり、その都度考えたことを話したりしました。

いろいろな意見が出ましたが、大きく2つにまとめました。

1つ目は、『プレゼントを作って渡そう!』作戦です。

ファミリーという縦割りのグループを作り、ペアの年少さんにプレゼントを作ることにしました。

「どんな物が好き?」と聞くと返ってくる答えは様々です。「ジュース。」「虫。」「滑り台。」なかには「○○先生。」と答える子も!「え~!どうやって作ればいいの~。」「どうしよう~。」それでも自分なりに考えてみます。

しかし年長さんといえど、相手のことを想って、どんな材料で、どうやって作るか考え、プレゼントすることはとても難しいことです。もちろんなかなか手が進まない子もいます。

教師が一緒に考え、手伝いますが、「困った時はどうしたらいいのかな?」と聞いてみると、

「先生や友達に聞けばいい!」「作り終えた子が手伝ってあげればいい!」

先生や友達に聞けるということも大切ですし、自分だけの考えではなく友達の考えを聞いたらもっといい考えが浮かんできたという経験もたくさん積んでいけたらと思っています。

直接聞いてみても、答えられない年少組の子もいます。そんな時は、どんな遊びをしているか見たり、一緒に遊んだりしてリサーチしました。

 

もう1つは、『私たちのダンスを見てもらって、楽しい気持ちになってもらおう作戦!』です。

なつめ組の時から繰り返し楽しんできたアイドルごっこを見てもらいたいという話が出てきました。

どこで見てもらおうかという話になった時に、「遊戯室で遊んだ大型積み木でお客さんの席にしよう!」ということになり、それなら舞台はステージで!

「最初はこんな風に言いたい。」「どういう並びにする?」自分たちで案を出しながら、みんなで言うセリフや新たなポーズやフォーメーションも考えました。

ステージだと足音が響くので、「足音が大きいとびっくりするから、優しく跳ぼうよ。」そんな気遣いも素敵ですよね。

 

ワクワクしながら迎えた当日は、こあら組の子たちに圧倒されちょっぴり緊張気味の様子から始まったたいよう組の子どもたち。

口で話すだけではなかなか伝わりませんが、それでも何とか一緒に活動したい気持ちを伝えようと一生懸命手を後を追いかけ、手を握り、身振り手振り話しながら接します

終わった後、感想を聞いてみたら、「こあらさんかわいかった~。」「プレゼント喜んでくれてたよね。」「ありがとうって言われたのが嬉しかった。」「ダンス踊っていたら、〇〇さんも一緒に見ながら踊ってた。きっと一緒に踊りたくなったんだよね。」自分が嬉しかった気持ちや、こあら組の子の気持ちを予想しながら話す子どもたちは、とても嬉しそうでした。

1つ大きくなった自分たちが、『小さい子に喜んでもらうことができた!』ということが、子どもたちの自信になってくれると思います。