11月2日(木)
「ま~る、さんかく、しかく!」の、掛け声で始まり、次に鬼が「まる」と言い、逃げる子どもたちは、言われたところに引っ越し!
園庭中を駆け回る、鬼ごっこ、けいどろも好きだけれど、少し限られた中で、友達と“ドドッ”と引っ越しすることも魅力的なようです。
また、丸、三角、「四角」の部分を、「キツネにしよう!」「今日は青鬼にね。」「ドクロもいいんじゃない?」など、日々、自分たちで引っ越し先を少しずつ変えることも楽しんでいます。最近では、「ハート、眼鏡、○○ちゃん!(友達の名前)」など、原形が残らないくらい、マーク、知っている物、大好きな人など、バリエーションがどんどん豊かになっていきます(笑)
また、線も自分たちで引きたいときもあり、複雑な形も、頭の中にイメージしながら描いていきます。すごいです!たまに、ラインカーのストッパーを戻さずにそのまま移動して、何の絵を描いているのか分からなくなるのも、味があっていいですね!
引っ越し遊びの前には、「エイエイオー」と力をためたり、鬼が集まって、どうやって捕まえるか考えを伝え合ったり、その作戦をこっそり盗み聞きしたり、負けじと逃げる側も作戦を立てたりと、友達の真似をする、一緒にその雰囲気を味わう、時には作戦を共有するなど、同じ遊びの中でも、日々楽しんでいるところも変化しています。
鬼に捕まえると、「もう捕まえないでよ!」と怒ってその場を離れたり、悔しくて泣いたりするときもありますが、その様子を見て、「捕まったらいややよね。」と、思いに共感したり、「でも捕まえたらまた逃げられるよ。」など、考えを伝えたりする姿も見られるようになってきました。さらに、一度離れていても、しばらく見ながら気持ちを調整したり、同じ悔しい思いをした友達と手を繋いで、再度仲間に入ったりするなど、葛藤しながらも遊ぶ姿が見られます。心の成長や友達のパワーを感じて、私自身も誇らしい気持ちになります。
今後も色々な遊びの中で、友達の思いに触れて、感じたり、知ったり、立ち止まったり、考えたり、そしてまた関わったりするなど、子どもたちと共に心を動かしながら、過ごしていきたいです。