5歳児たいよう組

今週の一場面 たいよう組(5歳児)

1月26日(金)

魅せる会に向けて準備を進めています。

劇ごっこの候補の絵本は、毎日誰かが持ってきてくれ、それぞれの好きな絵本に触れ、楽しんできました。

最終候補は2つになりました。

両方とも実際に劇ごっこをやってみて、両方とも楽しい。

さてどうやって決めようか…。子ども会議をしました。最初の意見は7:2。

「2つの劇を組み合わせる?」「2つ劇をやる?」「(2つやるとなって)間に合わなかったら、大変じゃん。」「じゃあどうする?」「多数決は少ない方の子がかわいそうだから、やめた方がいいよね。」「じゃあ命がけのじゃんけん!」「あみだくじでもいいやん!」「え~それで自分じゃない方になったら嫌だもん。」「運に任せたくない人~?」「はーい。」「じゃあ決まらないじゃん。」

これはだいぶ要約してありますが…そうです。(やっぱり?あっ、いつものこと?)すぐには決まりません。

でも人数の差を見て、多数派の子が多数決はやめた方がいいという優しさが感じられたり、自分の思いを伝えたり、友達の話を聞いたり、聞いて考えてまた新たな意見が生まれたり、今までの経験が積み重なり、ちゃんと自分たちで話し合いができるのです。

そこで、それぞれがこのお話のどんなところをやりたいのか話し合うことを提案しました。

「~なところがおもしろいから。」「主人公が優しいから。」「出てくるキャラクターがかわいいから。」

いろいろな意見が出てみても、思いが変わる子はいません。

でもみんな決めることを諦めません。「(幼稚園)最後だから、みんながいいと思ったことでやりたいよね。」と自分たちで意思を確かめ合います。

自分と違う思いの子を否定するわけではなく、みんなでみんなが納得できる方法を模索する姿に成長を感じました。最後は1つの意見にまとまりました。全員が100パーセント納得ということは難しいことですが、きっとみんなで話し合う中で、気持ちが揺れ動き、自分とは別の考えの方でもいいかなと思えたのだと思っています。

 

長くなりましたが・・・。

どんな物を作ろう?どんな材料でどんな風に作る?こうなったらアイデアが止まりません!!

「じゃあまずこれから作ろう!」「段ボール!」「段ボールがいいよね!」「1階見てくる!」「あるのは3階だよね?」「もう取りに行っちゃってるじゃん。はや~い。」「呼びに行ってくる。」「みんなで運ぶよ。」「こっち持って!」「これも使えそう!」「いいね~!」

「高くしたいよね。」「どれぐらい?」「先生の身長よりちょっと大きいぐらい。」「切った時に倒れるようにするには…。」「(身振り手振り物を使って)こういう仕組みにしたらどう?」「私もそう思ってた!」「みんなで組み立てよう。」「誰かーこっち手伝って。」「オッケー!」

みんながそれぞれ自分のできることを見付け協力しているこの感じ、一人一人が生き生きとしているこの感じ、写真からも伝わりますよね!

魅せる会の取り組みも、とても楽しい日々になる予感!健康に楽しく、みんなで過ごせる時間が1日でも多くありますように!