熱戦を繰り広げた体育大会から半月,6月も終盤を迎えています。17日(金)には,中間テストを実施しました。早いもので,気が付けば,夏休みまで1か月となりました。各学級では,4月から取り組んできたことや体育大会で大切にしてきたことをもとに今年度の学級目標を作成しつつあります。
また,今年は,いじめ,差別をしない,許さない,見逃さないことを大切にするため,学校ごとに人権宣言も作成します。これは,生徒会スローガン「和 ~和の心をもち和やかに~」の実現にもつながるものであり,今年度の生徒会の活動としても位置付いているものです。
誰もが安心して学び,生活できる学校づくりに向けて,生徒会とともに活動を進めていく予定です。
今回は,体育大会以後の学校の様子をお知らせします。
〇6/8(水)交通安全教室 1年生対象
自転車の安全な乗り方を含めた交通安全教室を,1年生を対象として実施しました。自転車通学をはじめてから2か月が経ち,登下校にも慣れてきたところですが,市内では,交通事故の中で自転車によるものが最も多く発生しています。講師には,東京海上日動パートナーズの方を迎え,発生している事故の傾向から注意する点を詳しく教えていただきました。
左:自転車の安全運転について説明いただく講師 右:真剣に耳を傾ける1年生の子どもたち
〇6/10(金)コンポストの学習 1年生対象
今年度,1年生では,総合的な学習の時間テーマを「地域とSDGs」としています。秋以降に訪問を予定している地域の施設に,寄せ植えの花を贈ることを考えており,その花の栽培の肥料として今回のダンボールコンポスト(コンポストとは堆肥)を使おうと考え,講話を位置付けました。講師には,岐阜市役所 低炭素・資源循環課 ごみ減量・資源化係 川畑さんをお招きしました。
子どもたちは,生ごみを堆肥にすることで,循環型社会の構築,ゴミの処理費用の削減,環境への好影響がもたらされることを学びました。
最後の質疑応答の場面では,子どもたちから「一家庭当たりの生ごみの処理費用はいくらか」や「ダンボールコンポストでよりよい肥料にするにはどんな生ごみを入れればよいか」の質問が出され,ゴミ問題やダンボールコンポストへの関心の高さが伺えました。
左:説明内容に進んで質問する子どもたち 右:サンプルとしていただいたコンポストのキット
〇6/11(土)えがこう うごこう かえよう ~SDGsを学んで世界をよりよいものに変えよう~
6月の土曜授業は,全校でSDGsについて,学びました。子どもたちは,SDGsという言葉や17の課題のマークは知っていても,どんなことなのかについては,あいまいな部分がありました。岐阜市役所企画部未来創造研究室から,玉木 宏明さん,高柳 英典さんのお二方を講師に迎え,資料をもとに分かりやすく説明していただきました。
SDGsとは何かを聞いたり、自分たちにできることは何があるかを聞いたりすることで、これから自分たちがSDGsについて、どのように取り組んでいけばよいかを学ぶことができました。また、岐阜市SDGs Bookを使って話を聞くことで、岐阜市ではどのような取組が進められているかを知ることができました。
2時間目は,1時間目に学んだことをもとに,自分でできる取組を学級で出し合い,考えました。身近なことから取り組めることがたくさんあることを学び,子どもたちは,持続可能な社会の担い手は自分たちであることを自覚したと思います。
左:企画部未来創造研究室の玉木さん,高柳さん 右:教室で話を聞く子どもたち(3年生)
左:2時間目 各自の取り組みをまとめる子ども
右:2時間目 まとめたことを発表し合う様子 ほとんどの子どもが挙手する1年生の様子
・「SDGsということは聞いたことはあったけど,初めて詳しく学びました。(1年生)」
・「身近なところから始められることがあると感じた。将来に向けてできることから取り組んでいきたい。(2年生)」
・「これから私たちの将来にとって,身近なところからはじめなければならないことがいろいろあると感じた。持続可能な社会をつくることは,誰かにやってもらうのではなく,自分で取り組むことだと感じた(3年生)」
〇6/16(木)岐阜市校外研修 公開授業
市内の先生方が教科等に分かれて研修する場が校外研修会です。今年度第一回目の校外研修会では,本校が国語と数学の研修会場に選ばれ,2年生の2学級が授業を公開しました。これまで取り組んできた授業への臨み方,課題解決に向かう構えの他,整えられた教室環境を市内の多くの先生方に認めていただくことができました。
左:感染予防のため短い時間で近付かないように話し合いを進める子どもたち
右:自分の意見を挙手して進んで発表しようとする子どもたち
〇6/22(水) 3年生 進路説明会
今年度,第一回目の進路説明会は,公立,私立の高等学校の中から,担当者の方をお招きし,学校の特色について説明を聞きました。普通科(岐阜第一高等学校),専門学科(県立岐阜商業高等学校,岐阜農林高等学校,岐阜工業高等学校,岐阜総合学園高等学校)の高等学校の特色を聞き,今後の進路選択の材料にできたのではないかと思います。
また,説明会にお招きした高等学校の先生方からは,暑い中,私語もなく,真剣に話を聞く本校3年生と保護者の皆様の姿勢が素晴らしいとお褒めの言葉をいただきました。
子どもたちからは,「学校によって特色があることが分かった。高校見学でもっと詳しく調べたい。」「専門学科からも進学している方が多いことが分かった。」「普段,先生から言われているように,将来の目的意識がはっきりしていないと高校へ進学してから困ると感じた。」などの声が聞かれました。
公立,私立ともに夏休みには,学校見学会,説明会等が予定されています。進学を希望する場合は,希望する学校を実際に自分の目で見て,説明を聞いて,希望を確かにすることが大切です。今回の説明会が進路選択の確かな材料になるよう願っています。
左:保護者の皆さんとともに説明を聞く子どもたち
右:進学する前に取り組んでおくべきことをアドバイスいただきました
〇6/24(金) 部活動壮行会
運動系,文科系を問わず,これから夏休みにかけて行われる部活動の大会やコンクールの出場に向けて,壮行会を行いました。新型コロナウィルス感染症の感染予防のため,テレビ放送を通じての壮行会でしたが,部活動に所属する3年生子どもたちは,最後の大会,コンクールを前に意気込みを力強く語りました。(写真は決意を述べる順番を待つ子どもたち 運動系の部活動はユニホームで参加)
〇岐阜西中 美術ギャラリー オープン
本校の2,3階の南舎と北舎の渡り廊下は,美術の授業の作品を展示するギャラリーとしても利用しています。今年度の子どもの作品の展示が始まりました。現在2階の通路に掲示されている作品は,2年生の子どもたちが,発泡スチロールの板を加工し,「文字」から連想するイメージをもとに,文字の意味を分かりやすく伝えることをねらいとし,立体的な作品としてつくりあげたものです。7月の個人懇談の際には,是非,ご覧ください。「お~ッ」と目を見張る作品が多数あります。
左:2階の渡り廊下に掲示された作品
右:立体的に作られた作品の一例(「つるぎ」が付いた「剣」という文字,一つ向こうは「ハサミ」がついた「切」という文字
梅雨本番の蒸し暑さが訪れたかと思っていたところ,猛暑が続き,梅雨明けしたというニュースが届きました。記録的に早い梅雨明けのようです。学校では,換気にも気を配りながら,エアコンを稼働して対応しております。新型コロナウィルス感染症予防のためのマスクについても,状況に応じて外すよう指導し,熱中症の予防にも努めているところです。
来月4日(月)~8日(金)まで,個人懇談を予定しております。短い時間ですが,有意義な懇談としたいと考えております。
学校からは,4月からのお子様の成長の足跡と今後,夏休み以降前期末までを見通した目標を確認できるように考えております。お忙しいところですが,どうかよろしくお願いいたします。