命を守る訓練と「正常性バイアス」

4月8日(金)6時間目に、今年度初めての「命を守る訓練」を行いました。

今回のねらいは、「緊急時の避難経路を実際の動きの中で確認すること」にありましたが、生徒、職員ともに緊張感をもって取り組むことができ、ねらいを達成することができました。

教頭からは、「正常性バイアス」という言葉を例に、災害にどう向き合えばよいのかを話しました。

「正常性バイアス」とは、人間が予期しない事態に遭遇したとき、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き(メカニズム)を指します。突発的な災害や事故のとき、事態の状況をとっさに判断できず、茫然としてしまう人がほとんどといわれています。「おびえて動けなかった」「サイレンの音で何もできなかった」という話をよく聞きます。こういうときこそ必要なのが、「落ち着いて行動すること」。そのために有効なのが「訓練」という話でした。訓練を重ねることで、いざというとき、自然にいつもと同じ行動をとることができる、つまり、訓練と同じ行動をとることで命を守ることができる岐北中生になってほしいです。

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