学校行事

いじめについて考える

岐阜市では、毎年6月27日から7月3日を「いじめ防止強化週間」と定め、いじめを防ぐための取組を各校で行っています。

本校では、この一週間、お昼の放送の時間に、いじめ対策監の進行でいじめについて学級代表委員の児童や先生にインタビューをする番組を実施しました。インタビューでは、趣味などのほのぼのとした会話から始まり、話の後半では、いじめについて自身が考えていることを語ってもらい、いろいろな立場の人からの思いを知ることができました。

また、最終日の今日(3日)には、全校朝会を行いました。集会に先立ち、学級代表委員の児童が、いじめのない学校にするために大切なことを話し合い、集会でその内容を発表しました。嫌な気持ちになっている子や一人ぼっちの子がいたら進んで声をかけてあげること。自分が嫌だなと思うことは絶対に相手にやらないこと。自分がされてうれしい「ほかほか言葉」や「ほかほか行動」を心掛けることを全校の仲間に伝えました。これらのことを具体的に実践するために、一人一人が実践しようと考える「ほかほか言葉」や「ほかほか行動」を宣言カードに記入し、一人一人がその宣言を意識して、全校みんなで安心して生活できる学校になるよう取り組んでいくことを確かめました。

会の最後には、校長から、下のようなイラストから、「いじめの矢と心」について話しました。いじめの矢とは、「くそ」「ばか」などの「悪口の矢」、たたいたりけったりする「暴力の矢」、物をかくしたり、じゃまをしたりする「いやがらせの矢」、仲間に入れない「仲間外れの矢」、相手にしてくれない「無視の矢」、失敗を笑ったり、その人のまねをしたりする「からかいの矢」、自分の言うことを無理やり聞かせようとする「命令の矢」、ほかにもいじめにつながる矢があります。こんな矢が、一本刺さっただけでも、この人の「心」はとても辛くて悲しく、心がこわれてしまうかもしれない。こんな悲しい心にならないためにも、「いじめの矢」を絶対に仲間に向けないことや、「いじめの矢」が抜けても、そこには長い間、心の傷が残ることなどを伝えました。「いじめの矢」ではなく、自分で宣言した「ほかほか言葉」や「ほかほか行動」を仲間に届ける、温かい子どもたちであり続けることを願います。