学校ニュース

岐阜市いじめ防止対策推進条例から考える

1月6日(水)に全校一斉に,改正された「岐阜市いじめ防止対策推進条例」(以下,条例と略す)を取り上げた学習を行いました。生徒は,冬休み前に条例を各自読み込んだ上で,いじめ対策監の先生から,条例の概要についての説明を聞きました。条例には,「いじめは,子ども尊厳を傷つけ,命までも奪ってしまう重大な人権侵害であること」「児童生徒は,いじめを行ってはならないこと」「互いの違いを認め合い,他者を尊重し,思いやる教育に取り組むこと」「観衆や傍観者になるのではなく,先生や家族に相談するように努めること」「児童生徒がいじめを受けた場合,保護者は適切に保護し,学校や教職員,教育委員会又は市に相談すること」など,学校や保護者の責務,児童生徒や市民の役割が幅広く細かく書かれています。

 

 

各学級では,条例に書かれている内容から,これまでの自分たちの取組を踏まえ,どんな考えや思いをもったかを交流しました。

「条例を読んで,相手のことを思いやり,尊重し合うことが大切だと思いました。いじめが起きたときには,自分から行動し,誰かに頼ることも大切にして,解決に向けて動いていきます。」

「いじめは,法で決められた犯罪だということを改めて知ることができました。私は,これからいじめをしないことはもちろん,傍観者にならないようにします。そのために,自分も相手も大切にし,困ったことがあれば先生,信頼できる大人や家族に相談したいです。市が望んでいることを,しっかり心に刻んで生活したいです。」

「他の人を傷つけないようにするだけなく,他の人が嬉しくなったり,温かくなったりするような行動をでいるようにしたいと思いました。また,他の人が嫌な思いをしていることに気が付いたら,傍観者や観衆にならないようにします。」

「僕たちに一番求められているのは,いじめの未然防止だと思います。普段の学校生活で,いじめを絶対に発生させない環境をつくることが大切です。学校で大切にしている”4つの校風”(「協」「優」「敬」「恕」の心)を中学を卒業してからも大切にしていきたいと思います。」

 

 

最後に,校長先生から,生徒会を挙げて取り組んでいるHEROプロジェクト(「協」「優」「敬」「恕」の心を育む取組)は,市の望む児童生徒の姿に一致しており,自信をもって取り組んでほしいという話を聞きました。これからも,多様なものの見方を養い,相手を尊重し,誰もが自分らしく幸せに生きることのできる学校をめざしていきたいと思います。