法教育とは,「法及び司法制度や,これらの基礎にある価値を理解し,法的なものの考え方を身に付けるための教育」であり,岐阜市は全国でも珍しい岐阜県弁護士会と法教育に係る協定を結んでいる自治体です。
10月28日(木),この事業の一環として,3年生の生徒を対象に「法教育弁護士出前授業」が行われました。講師として4名の弁護士の方を招き,「ボールの奪い合いが始まった!?」という教材を用いて,もめごとを解消するために第三者を交えて話し合いをすること(民事調停)を体験しながら学びました。
生徒たちは,「よく聴く」「よく伝える」「人と問題を切り離す」というよいコミュニケーションのための基礎的技法を学びました。グループワークでは,役割演技を通して,紛争当事者が本当に求めている利害・関心を充たす解決策を創造した上で,効率的かつ公正な合意をして,自律的に紛争解決できるように話し合い活動を行いました。
実際の弁護士の方から直接話を聞くことは珍しく,大変貴重な経験となりました。