学校ニュース

いじめを見逃さない日 11月

先日の11月4日(木)「いじめを見逃さない日」の道徳の学習において、NHKスペシャル『僕はなぜ止められなかった?ーいじめ自殺・元同級生の告白ー』を視聴しました。

この番組は、いじめ被害を受けて自死をした中学生の元同級生に焦点を当てて制作されています。

生徒たちは残された元同級生が今もなお自分を責め続けている心情を通して、いじめの悲惨さや悲しさ、辛さを感じ取っていました。

視聴後に書いた感想を紹介します。

 彼の中ではずっと、「自分が何か行動を起こせば友達を救えていたかもしれない。」ということを考えながら、後悔や悲しみ、友達を救えなかった怒りから「これからも自分を責め続ける。」という言葉が出たのだと思う。

 SOSを自分なりに勘違いでもいいから何か相談にのってあげればよかったと、自分なら思います。身近な友達の考えていることをもっと真剣に考えたいと思いました。

 いじめられているこの身になって考えて、自分ごととして物事を考えていく必要があるのだと思う。自分の心が少しでもそういった異変に気づいたら、すぐに行動したい。

 10日(水)の1、2年生の道徳では、この続きとして、元同級生の心情について考えながら意見の交流を行いました。

  

1年生のあるグループでは、被害者だけでなく、「助けたい。」と心の中で思っている傍観者も一人にしないことが大切であるということ、そして、誰もが心を開くことのできるクラスを作っていくことが必要だという意見が出ました。

自分や自分たちでどうやっていじめの被害者を守っていくのか、いじめに気付いた時にどうすれば止められるのかを、仲間と一緒になって考える1時間となりました。