6月3日(金)の「いじめを見逃さない日」は, 「互いの居場所と幸せを大切にする仲間との適切な関わり方」を考える学習活動を各学級で行いました。
「いじり」と「いじめ」について学習班や学級の仲間達と交流する場をもち,自分とは異なる様々な考え方や捉え方,認識があることを共有しました。
・「いじり」は,いじる側が相手をあだ名で呼んだり冗談と言ってからかったりすることなのだと思うからやめたほうがいい。「いじり」は「いじめ」につながる。絶対にやってはいけない。
・「いじり」はお互いの仲を深めるコミュニケーションとしての要素があると思う。場が和むこともあるし,楽しい雰囲気をつくることもあるのでは…。「いじり」をすべて否定するのは違うように思う。
「いじり」に対して否定的な意見や肯定的な意見,どちらとも言えない意見など,どの学級も自分の意見を仲間に一生懸命伝え合っている姿が多く見られました。
話し合いが深まっていくにつれ、仲の良い相手であっても度が過ぎるのは良くないし、相手が笑っていたとしても本当は嫌がっているかもしれない。
相手が嫌だと感じたら「いじめ」になるのではないかといった意見が出てきました。
「いじり」と「いじめ」の判断がとても難しいことや,「いじり」の良し悪しを決める答えは一つではないことを改めて感じさせられるものとなったように思います。
5月2日,生徒の皆さんは「HERO宣言」を考えました。校長先生のお話にもありましたが,「いじり」と「いじめ」の違いは相手に対する思いやりや敬意があるか。
相手を尊重する敬の心,共感する優の心,考え方も感じ方も自分とは違うことを受け入れられる恕の心を大切にしながら仲間に関われているかだと思います。
今回の「いじり」と「いじめ」について考え,学んだことを生かしながら,仲間と適切な関わり方ができることを願っています。