7月1日(金)は、いじめ防止強化週間の最終日、「いじめについて考える日」です。
私たち東長良中学校にとって、全校生徒が「いじめ」に真正面から向き合って考えたり、自分事として真剣に捉えて思いを仲間に伝えたりする、重要な日です。
校長先生といじめ対策監が、令和2年度の生徒会が中心となり、「どうすれば、いじめをなくすことができるか」を考え導き出した、「一人一人の居場所と幸せを大切にする4つの校風」と、そこに込められた先輩たちの思いを、全校生徒に話しました。
また、「いじめ」をテーマに考える映像を約25分間視聴しました。『なぜ“いじり”はエスカレートしたのか』、『なぜ被害者は周りの仲間に気持ちを伝えなかったのか』など、“いじり”が「いじめ」へとエスカレートしていくのを止めるためには何が必要であるかを仲間と共に考えました。
生徒の感想を紹介します。
いじられる人が何とも思っていなくても、いじる側は「今の言葉で傷つけてしまったかも」「言い過ぎたかも」など、少しでも相手に対して意識を向けたり、本当に嫌な気持ちのときに嫌と言えるような環境をつくったりすることが大切だと思いました。 |
周りの子が「やめろ」「おかしい」と言えないことが問題だと思います。一人で怖いなら、大人数で「それはよくない」と言ったり、先生など、大人に助けを求めたりできれば解決するのではないかと思います。 |
小集団になって活発に意見を交わし合う場面もありましたが、“いじり”と「いじめ」の間に明確な境界線が引かれていないだけに、仲間や教師の問いや疑問に考え込んで話し合いが中断する場面も見られました。
授業後半には、生徒会執行部から1年生の皆さんにHEROバッチが届けられました。バッチには、いじめ克服に向けた4つの校風、いじめをなくしたいという願いと決意が込められています。身近な場所に付けて常に意識できるとよいと思います。また、仲間との関わりを深める『東郵便』についての紹介や5月に立てたHERO宣言の振り返りを行いました。
今後も、私たちが目指す「一人一人の居場所と幸せを大切にする4つの校風」の実現に向け、大切なことや生き方を問い続け、実践していきたいと思います。