７月１日（金）「いじめについて考える日」で語った生徒会長の話

「　各学年の話し合いの姿を参観して，自分ごととしてとらえる真剣さ，一人一人が自分の考えをもつ積極性，それぞれのクラスが異なった方法で考えを深めていた工夫など，多くの良さを見つけることができました。

私は今回の動画を観て，いじりがいじめにエスカレートした原因は，大きく２つあると考えました。

一つ目は，加害者の意識です。加害者にはいじめている自覚はなく，「自分は遊んでいるだけ…」「自分は楽しい。」という感情で行動しています。きっと被害者は自分で命を落としてしまうぐらい追い詰められ，苦しい思いをしていたのにもかかわらず，その気持ちに気づくことができなかったのです。

二つ目は，周りの傍観者の姿です。「パンツを下げられる」「馬乗りになる」など，いじめられている姿を見ても，止めたら仕返しされるかもしれないと不安になり，行動に移せなかったのだと思います。

だからこそ，私たちは，「協・優・敬・恕」の４つの心をもとにした「ＨＥＲＯ宣言」という行動目標を立て，仲間の気持ちに寄り添いながら，行動に移していくことが大切だと思います。」