学校ニュース

いじめを見逃さない日

11月2日(水)の「いじめを見逃さない日」は, いじめの被害者・加害者・傍観者それぞれの立場に自分を置き換えながら,もし自分がその人物ならどうするか考えたり,仲間と話し合ったりしながら,より良い行動について考えを深めました。

今回の「いじめを見逃さない日」は,後期の生徒会執行部(HEROS)メンバーの第1回目となります。生徒会長が,全校の仲間に東長良中学校が大切にしていきたいことを伝えました。生徒会長さんが全校の仲間に伝えたことは,まさしく東長良中学校の4つの校風(心)【協・優・敬・恕】そのものであると思います。

〈生徒会長さんの話〉

今日は後期一回目の「いじめを見逃さない日」です。前期の成果を踏まえて,後期をさらに充実したものにしたいと思う人もたくさんいると思います。皆さんの思いをサポートするため,生徒会も「価値観のちがい」「個性の認め合い」「助け合い」「過ごしやすい雰囲気」などのキーワードを基に活動していきます。そして皆さんとより良い学校を作っていきます。その為に「一人一人の居場所と幸せを大切にする」ことが大切だと思います。あなたやあなたの周りの人が,「一人一人の居場所と幸せを大切にできる人」であることが大切だと思います。そのような意識を高める活動の一つが,今日の「いじめを見逃さない日」です。「自分の周りにはいじめはないから関係ない」と思う人がいるかもしれません。他人事として考えてしまうと,いざという時,何もできないかもしれません。しかし,自分事として捉え考えることで,意識を変えることができるのではないかと思います。そんな人が多くいるほどクラス,学年,学校の雰囲気が良くなり,「一人一人の居場所と幸せを大切にできる」のだと思います。後期の「いじめを見逃さない日」では,自分事として考え,この時間で学んだことや仲間とともに考えたことを学校生活に繋げていきましょう。

今回題材とした話は,複数の生徒たちから部活の自主練習を休んだことを責められていたクラスメイトを助けようと,一人の生徒が止めに入ったことで,自身がいじめの標的になってしまいます。主人公は,クラスメイトを救いたい思いはあっても自分もいじめの標的になるのが怖くて黙って見て見ぬふりをしてしまいます。それぞれの立場や言動を考えることを通し、「なぜ被害者や傍観者は相談できなかったのか」,「いじめが起きないようにするために大切なことは何か」について考えを深めました。授業を通してもった感想を紹介したいと思います。

 今回の授業では,人の心の弱さというものが分かりました。また,人は自分より弱い立場の人がいると安心してしまうということも分かりました。被害者が加害者に変わってしまうところが怖いなと思いました。自分にも,この心の弱さがあると思うとけれど,この話のようなことがないようにしたいです。

 

 勇気を出すために協力することや,想うことが大切だと思います。一人では勇気が出なくても,仲間がいることで安心できたり一歩を踏み出しやすくなったりします。協力することでいい解決策も多く浮かぶと思います。想いを強くもつことで,行動に移しやすくなると思います。ヒーロー宣言を大切にしていたら,自然と「いじめ」は起こらないし,もし起こったとしてもすぐに助けられると思います。