学校ニュース

2月21日(水)6限 命の授業

この日,1年生の生徒は柔剣道場に集まり,命の授業を受けました。講師の先生は,あいち小児保健医療総合センター小児科医長の笠原克明様です。今回の主なテーマは,「命を救う方法とワクチン接種」についてでした。

心肺が停止すると血液の循環が止まり,身体中に酸素が供給されなくなります。5分以上,酸素が脳に行き渡らないと身体に大きな障害が残ったり,命を失ったりする可能性があります。しかし,119番通報から救急車が到着するまでの時間は約9分です。ここに胸骨圧迫やAEDによる処置をしなければならない理由があります。

ワクチン接種については,子宮頸がんを予防するワクチンの話が中心でした。ワクチンを打つことのメリットやリスク,男性にも効果があること,ワクチンの普及率について他国と比較したデータなど,様々な角度から,子宮頸がんワクチンを打つことのよさについて語って頂きました。生徒たちの振り返りには,痛みや金銭的な負担を伴うワクチンを打つことに未だ抵抗があると言う意見や,誰かに打てと言われたら打つという意見がありました。一方,今日の講話を聞いて,是非打ちたいと考えた生徒もいます。

中学1年生は,子宮頸がんワクチンの接種対象となる年齢です。専門家からの情報を参考にしながら,親子でワクチン接種について話し合う機会にしてみるのはいかがでしょうか。