5月7日をいじめを見逃さない日として活動を行いました。
今回は「HERO宣言」と称して,本校の大切にする4つの校風「協・優・敬・恕」の心を育てていくために,意識したいことや行動に移したいことについて宣言しました。
以下の内容は昨年度,本校独自のいじめ克服プロジェクトチーム,通称HEROSの代表をしていた生徒が活動前に全校に向けて放送した内容です。
私は昨年の5月,「相手により深く関わるために相手とたくさん話をする」という宣言をしました。ある日,HEROSを担当していた先生から「話していなくても,理由がはっきりしていなくても,居心地が何かいいなあと思えることが大切」という話を聞いて,自分のHERO宣言は,実は相手の心を尊重出来ていなかったと気づかされました。それ以降,私はその考え方を大切にして,いろいろな形で生活する仲間そのものの存在を大切にしようと決めました。2年生になった今,休み時間読書を楽しんでいる子がいたら,落ち着いて過ごそうと意識するようになりました。
昨年度,いつも考えさせられるような素敵な言葉を伝えてくださる担任の先生に,どうしたらそんな素敵な言葉が浮かぶのか聞いてみました。すると,先生は人の話を聞きながら過去に自分が聞いていた言葉と比較したり,同じ意味,違う表現を探りながら自分ならどうしゃべるかを意識したりしていると教えてくださりました。それ以降,私は人の話を音ではなく,言葉としてちゃんと聞こうと意識しています。話の中で一番響いたのは「1400兆分の1。自然と鼓動が止まるその日まで生きろ。ここは命と向き合う教室だ」です。1400兆分の1は私たちが生まれてくる確率です。
ある女の子が,良さ見つけの紙がだんだん増えていくの掲示の様子を見て,「みんな,ちょっとずつ増えていくのが良いね」とつぶやいているのを聞きました。意味を考えながら活動に取り組んでいてくれるのがとても嬉しかったです。
互いの存在を大切にしながら,またみんなで頑張っていきます。