鵜飼大橋付近の広場で開催された岐阜市水防連合演習に1年生が参加しました。近年、全国各地で大規模な災害が多発しています。当長良地区では幸いにも大きな被害は無いものの、地域の安全を守るため日々の訓練が重要です。地域住民の一員として、毎年1年生が災害時の対処方法を学んでいます。
開会式に参加後、土のう作りと出来上がった土のうを積む作業を体験しました。土のうは1袋10kg程の重さがあり、生徒たちは協力しながら積み上げていました。実際の災害では200個以上作るそうです。続いて進路委員、水防団員の生徒が地震体験車に乗車し、震度7の地震を体験しました。椅子に座り体験しましたが、あまりの揺れに「こんな地震が実際に起こったらどうするんだろう」と不安になったそうです。
最後に「積み土のう工」という作業を体験しました。土のうを3段程積み上げて、水をせき止める堤を作る作業です。土のうを積み上げた隙間に崩れないように土を積め、タコという小さな樽に三本の棒をつけた道具を用い上から叩くように固めていきます。生徒たちは二人一組になり、タコを上から下に下ろして頑張っていました。
訓練会場にはドローンも登場し、生徒たちは関心を示していました。ドローンは簡単に持ち運べ、被害状況を上空から一早く把握する事が出来るため、近年の人命救助に貢献しているとの事でした。
演習当日は大変蒸し暑く、休憩出来るテントが設置され、水分補給をしながらの体験となりました。体力的には厳しい部分もあったかと思いますが、災害時の実践として大変良い経験が出来たと感じました。今日の演習について家庭でも振り返りながら災害時の対処方法を確認する必要性があると思いました。