今日9月1日は「防災の日」、大正12年に関東大震災が発生した日です。
例年、市内小中学校では一斉に緊急地震速報を使用した「命を守る訓練」を行っていますが、緊急事態宣言下にあって今年は中止となってしまいました。
「命を守る訓練」は中止になりましたが、今日はぜひ日頃の防災について、少しでも考える日にしてほしいです。
まずは、学校の防災に関わる話題を一つ。
夏休み中の8月25日に、学校の避難器具の点検がありました。生徒のみなさんは、避難器具が中学校のどこにあるか知っていますか?
北舎は1年4組教室、南舎は第2音楽室の、志成の庭(中庭)に面する小さなベランダに救助袋が設置されています。避難する際、階段が使用できなくなっていた時に、この救助袋を使用して、3階から直接、中庭に避難することになります。
写真を見てもらうと分かるように、本校の救助袋は、斜めに降りる滑り台式ではなく、垂直降下型のものです。垂直降下型は一見するとすごく怖そうですが、筒のなかはらせん状の通路になるように縫われていて、よいしょよいしょと体を使って降りていきます。今回の点検では、実際に救助袋を下ろして、学校の防災担当の先生が降下しました。
もちろん、このような器具を使わなくてもすむことが一番ですが、生徒のみなさんも、校舎のどこに避難器具「救助袋」があるのかを知っておいてください。
次に、家庭での防災についてです。ぜひ、家庭でも下記の観点で話したり、確かめたりしてください。
① 防災マップで地域の避難場所を確認する。
② 防災グッズを確認する。
③ 家具の転倒防止対策を行う。
④ 食料や飲料の備蓄を確認する。
⑤ 家族同士の連絡手段を確認する(NTT災害伝言ダイヤル「171」など)。
夏休みにも全国的な豪雨がありましたが、地震、大雨、台風、津波、土砂災害などの自然災害はいつ起こってもおかしくありません。常に高い防災意識をもっておくようにしておきましょう。