12月7日、岐阜市人権啓発センターによるハートフル人権ライブが行われました。講師は、元岐阜大学教授の藤田敬一先生です。
今年は、感染症予防の観点から、3年生のみ体育館で聞き、1・2年生は教室で中継映像で見ました。
会のはじめには、生徒会執行部が、学校で昨年度から進めている人権尊重の取組「HEROプロジェクト」について説明をしました。
藤田先生は自身の体験と関連付けながら、文学(島崎藤村の「破戒」から金子みすゞまで)、歴史(同和問題から世界人権宣言まで)、社会福祉(トイレの数から点字ブロックまで)についてなど、多岐にわたる話題について話をされました。
会の終わりには、生徒会長が、藤田先生の話から学んだことと感謝の思いを述べました。
【3年生の感想より】
・人権というのは、「生まれながらにもっている権利」だと思っていたけれど、「血と汗と涙で勝ち取ったもの」という話を聞いて、そうやって多くの人が苦労して今につながっていて、人権が尊重されることが当たり前ではないということがわかった。
・間違えることは誰にでもあって、恥ずかしいことではないということを教えてもらいました。恥ずかしいと感じるだけで、誰でも間違えるから大丈夫だと思った。自分の間違いを共感してくれる人もいるかもしれないと思えば、恥ずかしくないと私は思う。HERO宣言の中にも「Empathy 共感」とあって、この学校の中に誰か共感してくれる人がいると思って発言したいと思う。