学校ニュース

いじめを見逃さない日 2月

2月3日(金)の「いじめを見逃さない日」は,岐阜市生徒会サミットの報告,東長良中ピンクシャツデー運動の説明, HEROスローガンの作成を行いました。

岐阜市生徒会サミットとは,1月14日に岐阜市内の中学校から代表生徒1名ずつ集まり,「いじめ克服に向けて私たちができること」をテーマに話し合い,発表する場です。まず始めに市内中学校が5つのブロックに分かれ,各校が本年度「いじめ克服に向けて活動してきたこと」を交流しました。その後,教育公表会・分科会『いじめ克服の取組』にて,代表生徒,教育関係者,一般の方々に向けて発表しました。

2月3日のいじめを見逃さない日のなかで,本校の代表生徒が全校生徒に報告したことを一部紹介します。

 東長良中学校のいじめ克服の活動として,HERO宣言・ありがとうメッセージ・東郵便・8月3日ひまわり活動・HERO通信・ピンクシャツデー・円恕囲タイム・東長良の壁などについて,どんな活動なのか,そこに込められた願いや実際の活動の様子について話しました。 どの学校も,いじめをなくすために大切にしたい言葉や思いを掲げ,活動を行っていたり真剣にいじめと向き合っていたりしました。

私たちのグループの話し合いのなかで,どの学校も共通して大切にしていきたいこととしてまとまったことは,「日常をよりよくすることが,いじめを防ぐことに繋がる」ということです。よりよい日常とは,きっと自信と安心が循環する生活のことなのではないかと考えました。例えば,授業で発言した後,みんなが「分かりました。」など反応をしてもらえると安心したり自分が発言したことに自信をもつことができたりしますよね。このように仲間から,認めてもらえることで安心して生活することができる空間が生まれて,自分の気遣いや行動に自信をもつことができます。自分に自信がもてると,仲間の係を手伝えたり,人のために行動できたり,気を遣ったりする余裕ができ,周りの仲間を安心させられることに繋がります。これらのことが繋がってクラスの雰囲気がよくなり,普段の日常もよりよくなるのではないかと考えました。

いつもこの東長良中学校の全校のみなさんと,いじめについて考えたり活動したりしていますが,初めて岐阜市生徒会サミットに参加し,他校と交流してみて,ユニークな活動の名前でいじめ克服に取り組んでいたり,学校以外のいじめに目を向けていたりと,色々な視点の考え方があり発見がありました。一日一日の当たり前にある日常のなかで,一人一人が安心して過ごすことができるように心がけたり大切にしたりすることが,いじめ克服に繋がっていくのだと感じました。

次に東長良中学校ピンクシャツデー運動についての話を,生徒会役員からしました。

1月のいじめを見逃さない日に,学級ごとに作成した計画書の活動の願いに多くの学級から「個性や違いを受け入れ合うことを大切にしたい」といった意見が出されました。いじめ反対の意思表示としてのピンク色のリボンに加え,様々な個性を認め合える学校でありたいといった願いから,赤・青・水色・黄・緑・白色のリボンを自由に選んでつけられるようにしました。ピンクシャツデー運動の取組に対し,賛同する生徒には期間中自分で決めた場所にリボンをつけてもらいます。学級の仲間にはシャツの形をしたメッセージカードにいじめ反対の気持ちや大切にしたい思いを記入してもらいます。

最後に小集団でHEROスローガンを考えました。大切にしたい言葉を出し合いスローガンにしていきました。今後,放送で発表したり廊下に掲示したりして,いじめ反対や仲間のことを大切にする思いを全校に広げていきたいと思います。一人一人の居場所と幸せを大切にする4つの校風「協・優・敬・恕」の心があふれる学校になるよう,自他の人権を尊重しながら活動を充実させていけるとよいと思います。

学級で考えた「HEROスローガン」

・受け入れよう みんなの個性 大切に ・その言葉 発する重みに 気付いてる?

・辛いとき いつも隣に 君の顔 ・「これぐらいなら」 いじめに大小 なんてない