9月4日のテーマは「命について考える」というものでした。
「命」とは、一人に一つ、失ったら戻らない、尊いものであるという基本的な価値観を共有し、世界では、1秒間に4.2人が生まれ、1.8人が亡くなっているということを生徒たちは知りました。さらに、人が無事に生まれる確率は、1400兆分の1という気の遠くなるような確率であることを教わりました。自分の命は、「単なる偶然」なのか「選ばれた奇跡」なのか、それは子どもたちがもつ自己肯定感によって変わるだろうなと子どもたちの顔を見ながら考えさせられました。
そして、臼井先生の出産体験を聞くことを通して、命は自分だけのものではなく、親やその先の祖先からつながって存在しているのだと実感しました。先生の話に大きく頷く子、微動もせず一点を見つめて話を聞く子、どの生徒も真剣に「命」について向き合うことができていました。
『自分が生まれたことは、奇跡であり、幸運である。』その意識は自分を大切にすることにつながります。ぜひ、自分を大切に、同じ命をもつ仲間を大切に、日々を送ってほしいと思います。私も一保護者として、子どもが生まれた日のことをたくさん話してあげたいなと思いました。