毎年2月の最終水曜日を「ピンクシャツデー」として,ピンク色の物を身に着けることで,「いじめ反対」のメッセージを示す活動が世界中に広がっています。
❖ピンクシャツデーの誕生の経緯❖
2007年2月24日,カナダの中学3年生の男子生徒がピンク色のポロシャツをを着て登校したことで,暴行などを受け,いじめられてしまいました。それを聞いた高校3年生の二人は,「学校で過ごす最後の年。いじめなんて,もううんざりだ!アクションを起こそう!」と思い,大量のピンクシャツを買い,「明日一緒に学校でピンクシャツを着よう」とクラスメイトに呼びかけました。翌朝,学校に行くと,二人が呼びかけた人数よりも圧倒的に多い数百人もの生徒たちがピンクシャツを身に着け,学校がピンクに染まりました。いじめられた生徒は,安心した表情を浮かべていました。それをきっかけに,その学校ではいじめについて聞かなくなりました。
今年度,生徒の側から創り出した東長良中学校の4つの校風(下記のPDF参照)には,一人一人のいじめ克服に向けた固い決意が込めれれています。
こちらをクリックしてください ☞ 一人一人の居場所と幸せを大切にする4つの校風
この決意を「ピンクシャツデ―」と関わらせて,生徒会ではピンクのピンバッチを考案しました。そして,2月23日(火)~25日(木)に,生徒会の活動への賛同者にピンクのピンバッチを渡し,ジャージや制服に身に着けました。いじめ克服をめざすことは,一人一人の居場所と幸せを生み出すことにつながります。一人一人が互いの違いを認め合い,共に生きる社会の担い手としての自覚をもち,さらなる一歩を踏み出せたように思います。