ある日のこと、思い出の森に探検に出かけました。すると、アリが食べ物を運んでいる姿を見つけました。子供たちは、「ご飯を運んでる!」とじーっと行き先を見つめました。アリが歩いていく先を辿ると、アリの巣を見つけて、「ここがお家なんだよ!」と大喜びです。
「もっともっと見たい。」と見続けると、アリが協力して食べ物を運ぶ姿を見たある子が、「重そうだね。」と言いました。すると、「手伝ってあげるよ。」と言い、運んでいた食べ物を手に取って、アリの巣まで運んであげました。それを見ていた子も真似をして、アリが運んでいた食べ物をアリの巣まで運んでいました。
「手伝ってあげる。」という、私なら思いつかない発想がとてもおもしろいなと感じました。普段から、重い机や給食のワゴンを運んでいるときに、子供たちが一緒にもってくれる姿があります。困っている人を見て助ける優しい子供たちだからこそできる、心温まる一場面でした。