4歳児 たんぽぽ組

たんぽぽ組(4歳児) 今週の1場面

~優勝するぞ!~

最近は転がしドッジに熱中していて、1日10回戦くらいしています。ルールは、“最後に残った人が優勝”です。最後まで残りたい一心で、転がってくるボールを見つめています。

優勝したい分、当たってしまうと「当たってない!」と涙が出るときもあります。涙が出るくらい一生懸命に逃げる姿も素敵ですが、“次頑張ろう”、“転がす方も頑張ろう”と、自分の気持ちに折り合いをつけられる姿も素敵です。

転がす子どもたちも、ボールを取ろうと必死です。同時にボールを取ったら、じゃんけんをしています。時には、にらめっこで決めます。何に対しても、全力の子どもたちが可愛らしいです。

 

悔しい気持ちを味わった分、優勝した時は、ガッツポーズです!

 

転がしドッジに熱中し始めて3日目のことです。優勝した友達の喜ぶ姿をみて、

「私、優勝した人に、プレゼントを作りたい。」と話す子がいました。友達の優勝を、“よかったね”、“おめでとう”と、喜ぶことができる優しさが育ってきたのですね。

「おめでとう!」と、優勝した子にギュッと抱き着く子もいました。

競争に勝つことの喜びだけでなく、友達と喜びを一緒に感じ合える子どもたちは本当にすごいことだと思いました。

 

プレゼント作りでは、「何を作ってほしい?」「どんな色がいい?」と、欲しいものを聞いて作る姿もありました

 

その次の日、その姿を見て「私も、大好きな友達に作ってあげたい。」とれんげ組の友達にプレゼントを渡す姿もありました。“大好きな友達”の存在ができたこと、“大好きな友達にプレゼント渡したい”そんな気持ちが芽生えていることにも嬉しさを感じます。

 

たんぽぽ組で過ごす時間も後わずかです。“こんなこと楽しかった!”、“こんなことできるようになった!”という喜びや自信をもって年長児になれるよう支えていきたいを思います。