10月30日(月)
~マグマが出る火山、大きくしよう!~
「火山が爆発したら、マグマが出るんやよ!」と言う子がいました。「マグマは、熱いんだよ。」など、知っていることを教えてくれました。砂場にいた子たちで、『大きな火山』を作ろうということに決まったので、スコップで砂を掘って、積み上げて行きました。最初は、片手で砂を掘っている子もいましたが、「大きな火山が作りたいね。」、「高くしたい。」とイメージがはっきりしてくると、両手でスコップをもって山に積み上げる姿が多くなってきました。
「大昔、隕石が火山から出て、恐竜が絶滅したんだって。」「土の中に黒曜石があるんだって。」など、知識が豊富です。歴史や地学的なことにも興味があるのですね。
ちょうど交流で来てくれた中学生やALTの先生も手伝ってくれたので、だいぶ高い山ができました。自分たちの大事な山なので、張り紙をして、ビールケースで囲いました。
翌日も続きました。「壊れない強い山にしたいから、お水をかけるね。」と提案する子やスコップの背で叩いて固める子もいます。「マグマは、赤。」ということで、カラーポリ袋を使いました。ポリ袋に砂をかけると、「ササ-」と音をたてて下に流れます。「おもしろいね。」と素材の特徴を感じていました。
自分たちで作った山に登ってみたくなりました。みんなで登ったり、跳び降りたりして遊びました。
しばらく遊んだ後、「ねえ―、山に登ったら、山が大きくなったね。」と言う子がいました。山は、低くなったけれど、踏み固められて、山の直径が大きくなったのです。
他のクラスの子も仲間に入って来てくれて、山の周りにマグマの川やトンネルもできています。友達や教師とイメージを共有して遊ぶ楽しさ、力を合わせて作った達成感、固まったりサラサラと流れたりなど形状が自由に変わる砂という素材のおもしろさを存分に感じる一週間となりました。