5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児)今週の一場面

とうもろこしが動き出す!

いちょう組の劇遊びでは、どんなお話がいいかなと話し合っていると、ある子が急に「とうもろこし!」と言い始めました。話し合いに使っていたホワイトボードに、ポップコーン屋さんの看板があったので、それが目に入ったのだと思いましたが、「とうもろこしがどうなるの?」と聞くと、「とうもろこしが動き出す!」と話をつくり始めました。それを聞いていた他の子たちは、きょとんとした顔でしたが、「動いてどうなるの?」と更に聞くと、「うーん、逃げていくんだけど、途中で種を落としていく!」とその場その場で続きを考えてくれました。その様子を見ると、他の子も楽しくなってきて、「次はどうなるの?」と聞かれるといろんな子から「種からまた大きくなる!」「とうもろこしができて、それを人間が食べる!」「でもまた手足が生えて逃げていく!」「逃げて、宇宙に行って焼かれてポップコーンになる!」と、とうもろこしの話がどんどん大盛り上がり。その生き生きと話す姿を見て、私も楽しくなり、また大人にはない発想の連続で続きが気になって話を聞いていきました。自分たちで思いついたことを話にすることが楽しかったようで、次の日にも「続き考えたんだけど…」と朝から教えてくれる子もいました。帰りの会で、動きもつけて遊んでみると、その場でセリフを考えたり、とうもろこしの動きをイメージして動いたり、みんなのアイディアの詰まった楽しい遊びになっていました。まだまだ内容は変わっていくと思いますが、その時々の子どものアイディアを大切に、みんなで楽しく劇遊びをしていきたいと思います。

楽器遊びも楽しんでいます。

給食の後にはいろいろな楽器に触れて音を出したり、ひらがなの楽譜をみながらいつも歌う歌を弾いたりして楽しんでいます。キーボードは難しくてすぐにはできませんが、歌を歌いながら、耳で覚えた音を探しながら繰り返し弾いています。難しいからこそ、できた時の達成感はとても大きく、とてもいい笑顔を見せてくれます。また、タンバリンやウッドブロック、トライアングルやカスタネットなどもピアノの演奏に合わせてリズムを叩き、どの歌詞で叩くといいのかも、一緒に考えています。それぞれ興味のある楽器に触れ、音を奏でることを楽しめています。みんなで合奏した時には、目を合わせてニコニコする姿もあり、音楽の力の素晴らしさを感じています。