3歳児 ひまわり組

ひまわり組(3歳児) 今週の1場面

1月19日(金)

今週は園外保育に出かけ、地域の鬼を見学に行きました。

園外から帰ってきた後は、鬼の絵を絵具で描いて楽しみました。

遊びの中で、鬼など季節の行事にふれて楽しめるといいなと思いながら、翌日には、大きめの段ボールと、鬼見学のときの写真を用意すると、「これ(段ボール)鬼にしたら?」などと話しながら、集まってくる子どもたち。

子どもたちの話を聞きながら、「鬼の口は大きくて怖いんやて!」ということで、段ボールに穴をあけたり、「色を付けたら?」「赤鬼とか、青鬼とか、黒い鬼もおるかも!」ということになっていきました。

普段、絵具で塗るということを経験してきた子どもたちに、新たな提案として、”色紙を貼ることで色を付ける”ということを伝えてみました。”新しいこと”ということと、刷毛など道具も用意したので、”使ったことのない道具でやってみたい”ということもあり、今回は、”塗る”ではなく、”貼る”でやってみることになりました。

刷毛を使って、花紙を貼りつけていったり、今までの遊びの経験から、液体のりを持ってきて貼ったり、ガムテープを使ったり・・・。子どもたちなりに考えて試していきます。

「ガムテープ、切れない・・・。先生、切って!」という友達の声を聞いて、「私が切ってあげる。」「はい!」「ありがとう!」などと、全て教師に頼るのではなく、できることは子どもたちの力で何とかしようとする姿も増えてきました!

実際に鬼を見たことで、周りの子とイメージを共にしやすかったのか、”鬼を作っている”ということを理解しながら、場や物を共有しながら一緒に楽しむ姿が見られました。

普段使ってきた素材と、月曜日に見た鬼のことを掛け合わせて考えながら、「これを歯にしたら?」「わたし、鬼のパンツ作る!」と、それぞれが考えながら必要なものを作り足していきます。

「角もあったよね!」などと、子どもたちが考えて、どんどん進めていく姿に、驚きました。

貼りつけることが難しい部分などもあったのですが、諦めずに挑戦する姿、困っていそうな友達に、「どうした?」「これをつけたいの?」「持ってようか?」などど声を掛けて、一緒に何とかしようとする姿に、成長を感じます♡

鬼のパンツが、口のすぐ下にきたり、手が顔の横から生えたりと、頭側人気味な鬼が、年少児らしいですね。

保育室で鬼を作っていると、「れんげ組(隣のクラスの年中)にもさ、鬼がおる!」と子どもたちから報告が!

自分のクラスのこと以外にも、よく見てますね。

さっそく、れんげ組にお邪魔して、鬼見学、第2弾です。

「あ~、髪の毛は、ごみのやつ(黒のポリ袋)でやればいいんじゃない?」

「目に、お寿司つければいいんだ!」

どういうこと?と思ったのですが、黄色の目が、お寿司に見えたようです。

子どもたちの表現は面白いですね(笑)

お寿司だね!で周りの子も納得していた姿に笑えました♡

実際に少し触らせてもらい、素材や作り方を想像している子どもたち。

「青の手袋(給食配膳時につかう手袋)ついてる!」「手袋の中に何か入ってる!新聞紙じゃない?」

「これ(金棒)、鬼が持ってた!」

「トイレの空のやつ(トイレットペーパー芯)つける!」

「新聞紙がいっぱいいる!」「魚、焼くやつ(アルミホイル)もいるんだ!」

『れんげ組鬼見学』から、どんどん新しいことに気付いていく子どもたちです。

ひまわり組にない素材もあったので、職員室や他のクラスに、「〇〇ください!」と、みんなで材料を集めました。

保育室に帰って、れんげ組からの刺激を受けて、ミニ金棒作りです。

「チクチクがいる!」と思いついて、れんげ組の物にオリジナルを加えていく姿がありました。

どんな鬼になっていくのか、楽しみです。

 

水性ペンを使った、色水作りもじわじわ夢中になっている子どもたちです。

水性ペンを使った色水づくりを、年中児や年長児に教えてもらったのかと思ったのですが、「自分で思いついた!」とのことでした。

『カップの底に水性ペンで色を付けて、水道に行き、溢れないように水を入れ、こぼれないように色水カップを机まで運ぶ』というのが、子どもたちの中での遊び方のようなのですが、3歳児なので、もちろん、あちらこちらで、よく水がこぼれます。

しかし、何度も何度も、くり返し色水を作っていき、”そっと”の動きを集中してやっていく中で、今では、一口ゼリーカップでも、こぼさずに色水を作って運べる時が出てきています。

「給食の後も、やろうね。毎日、やろうね。年中になってもやろうね。」と、友達に話しかける子もいました。

楽しい!と感じることは、何度も繰り返したくなるのですね。

水を入れた瞬間に、ペンのインクからじんわり色が出てくるその瞬間の綺麗さにも気付きだしています。

今まで、色水カップを1個ずつ手で運んでいたので、手が震えたり、つまずいたりして、よく水がこぼれていたのですが、「この船(舟形の廃材)にのせたら、かっこいいよね~。」と遊んでいるうちに、「これで運んだら、こぼれないじゃん!」と話していました。

遊びの中で、たくさんのことに気付いていく子どもたちです。