4歳児 たんぽぽ組

たんぽぽ組(4歳児)今週の一場面

4月からずっと育てていた幼虫が蝶になりました!

朝登園すると一番に蝶になった虫かごに釘付けです!嬉しい気持ちで見守っていると

パタパタと虫かごを飛び回る蝶を見て「狭いのかな?」と心配する声があがり、みんなで考えました。

蝶になったこの子をどうするか。一人の子が「狭くて可哀想だから逃がしてあげる。」と言うと、「そうだよね!食べ物もないし、逃がしてあげる!」とほとんどの子が逃がしてあげるという意見になったのですが

教師が幼虫が脱皮する様子や、蛹になる様子を見守ってきたことを思い出しながら話をし、お花の蜜を吸っているところも見てみたいなと伝えると…

「広い所に引っ越ししたらいいかな?」「お花を入れてあげたらいいんじゃない?」と、やっぱり蝶になってもしばらく見守りたい気持ちも出てきて、逃がす意見だった子も、どうしたらいいのかを一緒に考え始めました。

ホールに行くと、2mの高さで一辺が60㎝の網の囲いを見つけ、「これなら広いし引っ越しできるんじゃない?」と引っ越し先が決まると、外に出て…

どの花なら蝶が蜜を吸うのか探し始めました。ある子が「お花に真ん中があるのを吸うんだよ!」といろいろな花の形を見ながら園庭を探していると、丁度ひらひらと蝶が蜜を吸いに来て他の子が「静かについて行ったら好きなお花分かるんじゃない?」とみんなで静かについて行くと、花壇に植えてある花にとまりました。

「ここにしようよ!」と言うわけで

虫かごと引っ越し先の網をセットして

蝶が高く飛び回る様子を見守ることができました!

そして別の蛹が…

羽化する瞬間を動画で撮影することができ…

みんな興味津々です!

帰りの会でみんなで見ると、この驚きの表情!

可愛がっていたあおむしが蝶になる瞬間をみて心をときめかせています。

どんどん姿が変わっていく虫の成長を間近で観察でき、とても貴重な経験ができていると感じています。この経験を通して少しずつ命の大切さを感じていけるといいなと思います。