5歳児 さくら組

さくら組(5歳児)今週の一場面

7月4日(木)

今週も夏祭りに向けて考えたり作ったりしながら遊んでいます。

それぞれがその日にやりたいと思った物を作っていきます。

 

こちらは改札作り。切符が出てくるための仕組みを考えました。

「箱の中に誰かが入って切符を渡してあげればいいんじゃない?」という話になりましたが、やりたい人はゼロ…。「じゃあやっぱり自動で出てこなくちゃ。」ということになり、考えました。

「滑り台みたいに坂を作ればいい!!」ということになりました。

牛乳パックを開いて樋のようにつなぎ、足りないところは空き箱で!

「う~ん。とまっちゃうな~。」「ツルツルじゃないといかないんじゃない?」ガムテープの貼り方も、箱と箱のつなぎ目もガタガタです。

いろいろな物を触りながら丈夫そうな段ボールでやってみることにしました。今度はガムテープを貼るところは後ろにして…。

「おぉ~!出てくる!!」

 

ドーナツ屋さんの商品が出来てきました。「おみやげやさんもあったよね!」「キーホルダーとか靴下が売ってた!(ご当地キーホルダーや靴下のイメージのようです。)」

粘土で色を少しずつ混ぜて、イメージしたものを作っていきます。

手先が器用になってきているところにも成長を感じます。それぞれのイメージの豊かさで世界で一つのかわいい作品が出来上がっていきます。

 

いちょう組は乗れる自動運転バスを作っていますが、さくら組は手で動かす自動運転バスを作ることにしました。

「ゴムか磁石を使えばいい!」というアイデアが出てきました。車輪を付けて作った車に、ゴムを巻き付けてみて、色々な方法を試しますが、「う~ん。とばない。」。

「どうしたらいいんだろう?」「こうしてさ、こうやって、ゴムをこうやってつけて…」身振り手振りをつけて一生懸命伝えてくれます。

イメージと実際が難しい場合もたくさんありますが、やってみながら試行錯誤していきます。

まずは車庫型作戦!全面にゴムを張って、車を引いてとばしてみると…。「ちょっととんだ!」「でもゴムの間に車が挟まっちゃう。」「じゃあ縦にもゴムをつけてみようか。」 「あれ、さっきよりとばなくなっちゃった。」

「前紙コップで遊んでいたときは、遠くまでとんだのにな~。」ということで紙コップと車庫をくっつける作戦もしてみましたが…。やっぱり難しい。

 

次は車庫と車に直接ゴム作戦!やってみる前は、『できそう!!』と思いますが、やっぱりできない。冷静に考えると車庫と車がゴムでつながっているので無理なのですが、やってみることを大切にしています。

 

「こうやったらできるのにな~。」と手でゴムをとばしてみます。

次はゴムを車に引っ掛け作戦!ストローでフックを作り、車に貼りますが、取れてしまいます。

「もっと固い物じゃないと。」「段ボールにしよう!」と段ボールでフックを作り…。

「おぉ!とんだ~!!」回転したり、とばなかったりもしますが、一応自動で動くことに成功しました。

まだまだ紹介しきれない試行錯誤やそれぞれの工夫、成長があります。いよいよ残り1週間となりました。

この取り組みを通して、それぞれの自信になるよう支えていきます。