今日の一場面

9月6日 今日の1場面

2学期に入り、岐阜県立岐阜聾学校幼稚部の友達との交流が再開しました。

砂場で、年長児が聾学校の友達に声を掛ける姿がありました。

その子に声が届かなかったときに、聾学校の先生が、年長児に、声の掛け方を教えてくださったことで、その子の肩をトントンとしてから話しかける姿がありました。

 

また、別の場面で、大きな声でゆっくりと話をしようとする子もいました。

自分が作った泡クリームを見せながら、遊びに誘う子もいました。

人はみんな、それぞれ伝えたい思いがあります。

話す相手の様子や状況を見て、伝え方を考えて伝えてみたり、うまく伝わらなかったときに先生と一緒に伝え方を考えたり、自分で工夫したりすることも、遊びの中で学んでいる子どもたちです。

年少児が、聾学校の友達にクラス名を聞く場面がありました。

 

聾学校の友達が「たんぽぽ」と教えてくれたのを聞いて、少し不思議そうに首をかしげる年少児。

加納幼稚園では、たんぽぽ組は年中児であるため、不思議に思ったのかもしれません。

遊びは、子ども同士の心をつなぎます。

その後、たんぽぽ組(聾学校の友達)とひまわり組(年少児)の子は、泡遊びを一緒に楽しむ姿が見られました。

 

 

また、熱中症対策として、室内で遊んだ時も、新聞紙を丸めて遊ぶ際、聾学校の友達がうまくできるかどうか心配して、「好きなように丸めればいいよ。」と声を掛けたり、何も言わないけれどじっと見守ってくれたりする年長児の姿がありました。

 

 

行事や天候などにより中止の場合もありますが、毎週金曜日に交流していることで、子どもたちの中に、聾学校の子も『一緒に遊ぶと楽しい友達』という思いが芽生えているように感じます。

聾学校の友達はこれからも金曜日ごとに遊びに来てくれます。

同じ場所で遊ぶ楽しさを感じたり、互いに思いを伝え合ったりしながら、交流を深めていきたいと思います。