先週の一場面ですが…
鬼見学に行ってきました。3体の鬼を見て髪の毛が真っ黒なことや、口からつの(牙)が生えていること、目がつり上がっていることに気が付いて話をしたり、ある子が「夜になると動き出して、悪い人を驚かすんだよ!」と言い、それを聞いた子達がビックリしたり、とても楽しく鬼見学ができました。そして、夏に散歩に行ったり魚を捕まえに行ったりした清水川に差し掛かると…
「魚がいない!」
あんなにたくさん泳いでいて、手で捕まえられそうなくらいいっぱいいたのに、全く姿が見えないことに驚きました。
年長児、年少児が写真撮影している間に探しましたが、いません。
あのたくさんの魚はどこに行ったのか?
そのことが不思議で気になった子達が、「もっと川見ていたい!」と同行して下さっていた園長先生にお願いして、年長児、年少児に先に帰ってもらい、たんぽぽ組だけ残って清水川の観察をさせてもらえることになりました。園長先生も一緒に、みんなで魚がいないのはなぜか一緒に考えました。
清水川をよく見ていると、水の量が少なくなっていることに気付きました!
清水川の横の水路から水が出ている場所を見ていて、ある子が水を触ってみると温かい水が流れていることに気付きました!また、その水がどこに流れて、どこに繋がっているのかも発見しました!
夏の川の様子を覚えていて、季節によって何が変わったのかを感じ、気付いて友達と伝え合う姿があり嬉しく思いました。更にその事実から
「水が減ったから敵(鳥など)に食べられやすくなって食べられちゃったかな?」「それか怖いよーって隠れてるかな?」
「寒いから石の中で温まってるかな?」「石の中に部屋があってただいまーって帰ってきたんじゃない?」
「トンネルの下の日陰は寒いから、太陽の当たる温かい所にお引越ししたんじゃない?鯉がいっぱいいたところ!」
など、季節の変化に気が付き、それぞれの予想を立ててその場でみんなで考えました。そして、もう少し下流の太陽がよくあたる鯉がいっぱいいたところに移動すると…
夏よりも多くの魚が密集して泳いでいました!小石が落ちるとエサと思ったのか、飛び跳ねるほどに集まってきています。先ほど温かい所に移動した仮説を立てた子もいっぱいいたことが嬉しくて笑顔が溢れていました。このたくさんの魚を見ると、「手でも捕まえれそう!」「先生とか仕掛けじゃなくて、今度は自分で捕まえたい!」「釣りしたい!」などの思いが溢れてわくわくしていました。ただ今度は、いっぱいいたはずの鯉が一匹も見当たらないことを不思議に思い、「もう少しあっち(下流)にいるのかな?」と移動すると
まったくいませんでした。鯉の行方は謎のままでしたが、夏と冬の川の様子の違いや魚の居る場所の違いに気が付き、ときめきながら考えを巡らせるとても素敵な姿を見せてもらいました。こうじゃない?ああじゃない?と教師や友達と一緒にわくわくしながら考える姿がとても輝いて見えました。また、夏のようにエサを考えたり釣竿を工夫したりすることになりましたら、またご協力お願いするかもしれません。その時にはまた宜しくお願い致します。
幼稚園では
先週の年長児のドッジボール大会の応援から、「あっち(外野)に行くドッジボールやりたい!」とアメリカンドッジではなく、外野のあるドッジボールのルールで戦って楽しんでいます。
初めは年長さんが15人対15人くらいで戦っていたコートに8人で遊び始めたので、ボールも届かず、狙っても当てれずで全然入れ替わりがありませんでした。そこで、小さいコートを提案すると全員が反対でビックリ!年長さんと同じようにやりたい思いが強くて嬉しいやらゲームとして成り立たずに焦るやらでした。しばらくそのままでしたが、2回目には小さいコートですることになり、当てたり当てられたり、外野に行ったり戻ったりすることができ、ドッジボールのルールでしっかり楽しむことができました。今から来年のドッジボール大会を楽しみにしている子達でした。