2月7日(金)
みんなで出し合ったお話を、絵本や紙芝居で読み聞かせしながら、”おもしろい!”と感じた『いっすんぼうし』を劇ごっこで楽しむことになりました。
何冊か『いっすんぼうし』を読み、話の大筋は似ていても、少しずつ、話の流れが違うことが分かりました。
それぞれの本や紙芝居の、面白いところや、話の進み方、”これは劇に入れたい!”を織り交ぜながら、『いちょう組いっすんぼうし』になりつつあります。
劇ごっこを進めていくうちに、必要なものに気付いていく姿があります。
「うちでの小づちがいるよね~。」
1人では難しいところは、友達と力を合わせます。
見た目の綺麗さや丈夫さ、自分が作りたいデザインのイメージなどを気にしながら、丁寧に作り出していっています。
1人の力では難しい、みんなの力を合わせて創り出す、大道具作りも少しずつ進んでいます。
”立体に作りたい”という思いもあるようで、城の石垣は、新聞紙を丸めて、1つずつ貼り付けていきます。
みんなで登った、『金華山』の写真を見ながら、下絵も描いていきます。
よく見比べながら、描いていく岐阜城は、本物そっくりです。
少ない人数では、出来上がっていかないので、友達に呼びかけます。
「だれか、ひまな人、助けてよ!」
(みんな遊んでいるので、ひまな人は多分いないのです・・・)
「え~。むり。」「今、粘土がやりたいんだけど・・・。」と、まあまあ素直に返事をしていく、いちょう組。
そうです。日常の中では、こんな時だって、もちろんあるのです。
でも、「じゃあ、ちょっとだけ。」と言いつつ、最後まで、黒い線からはみ出ないように、色を塗ろうとする姿だって見られます。
製作が進んでいくうちに、楽しくなってきたり、友達がやるなら自分もやろうかなと思えたり、完成のイメージが見えてきたりすることで、周りの友達も興味を示し、力を貸してくれながら、完成に向けて進んでいきます。
遊戯室でも、劇ごっこを進めていく中で、”こうしたら?”のアイディアが出てきます。
面白いアイディアが出てくる、いちょう組です。
1番は、子どもたちが、”楽しかった!”と思える、幼稚園生活最後の『生活楽しみ会』にしていきたいと思います。