探検隊が大発見をして、大盛り上がりでした!
先週から楽しんでいる探検隊遊びで、引き続き「秘密道具(デジタル顕微鏡)で遊びたい!」といろいろな物を覗いていると、ある子が「冬だから木の葉っぱないねぇ」と冬の木の様子に気が付きました。しかし、「えっ?あるよ?ほら。」と葉っぱのある木を指差して一緒に見ると
「あれ?」
と不思議に思い、周りの木々を見に行くと、葉っぱのある木とない木がある事に気が付き、大喜びです!
不思議!という思いが一気に高まり、バインダーに白い用紙を挟んで幼稚園にある木を調べて回る、調査隊の遊びが始まりました。加納幼稚園では、園務員の先生がそれぞれの木に名前を書いてくださっているおかげで…
「みて、もちのきだって!葉っぱあるよ!」「こっちの木はどうかな?」「行ってみよう!」
今まで全然気にしていなかった木の名前や葉の有無をわくわくしながら調べて回っています。ある程度調べ終ると嬉しさを友達と共有したくて
調査結果を友達に記録と共に報告して回りました。その時には少し温度差がありましたが、帰りの会でテレビに写真を写しながら調査報告と、葉っぱあるかないかクイズで遊ぶと…
何人かが楽しそう!やってみたい!という気持ちになり、次の日には
調査隊隊員が増えて、幼稚園の木を調べてくれました。次は小学校へ興味が向いているので、木について一緒に考えて発見を楽しんでいきたいと思います。帰りの会では
この画像を見せて、「むくのきには葉っぱはあるでしょうか?ないでしょうか?」
と問いかけた後に調査隊がみんなにバインダーを見せながら、答えを教えてくれました。答えは…
葉っぱはありません。幼稚園に来たら、気にして見てみてくださいね。
そして、雪遊びです!
前回よりも少ない雪でしたが、みんな大喜びでわくわくしながら雪に触れて手を冷たくして楽しみました。
自然の恵みを受けて心も身体も解放的に楽しめていました。
そして、2日目には雪の探検隊が出動しました!
雪の中を探索していると…
これなに??
急に立ち止まり、雪の上についている小さな模様に気が付きました。
こっちにもある!とよく見ると、周りにいっぱい付いています。
「これ鳥の足跡じゃない?」「なんの鳥かな??」「こっちのはちっちゃいけど、こっちは小さいけどちょっと大きいよ!」
と周りをうろうろして足跡探しを楽しんでいると…
「いた!!あの鳥じゃない?」「私知ってる!セキレイだよ!!」と、小さい足跡の主を見つけることができて大喜びで走って近づくと、飛んで逃げてしまいました。
残念そうにしながらも、セキレイがいた雪を見ると足跡が付いており、「やっぱり!」と謎が解けてとても嬉しそうでした。そして…
自分たちの足跡を付けて足裏のデザインを比べて面白がったり
手形を雪に付けて面白がったりしていました。
少ない雪だったからこそ発見できた楽しい経験でした。雪が溶けた帰りの時間にも、
「せんせー見て!足跡こっちにあるよ!」地面の砂にうっすら残る鳥の足跡に気が付けていました。認識したからこそ気が付いて発見できることが増えるという、探検隊遊びの奥深さを感じました。
そして、劇遊びでは
子ども達が考えたお話を組み合わせて「3匹のカメと3匹のニシンのはなし」でごっこ遊びがはじまりました。
内容は、6匹がかくれんぼをして遊んでいるところに、サメが来て、カメとニシンは、わかめ、サンゴ、岩に隠れます。サメは初め、わかめの隠れ場所に来て、しっぽでバシッと吹き飛ばし、魚とカメがサンゴへ逃げていくやりとりを、わかめ、サンゴ、岩の順番に楽しみ、最後はクジラが来てサメが逃げていくお話です。
岩の中にカメたちが隠れてサメが「おかしいな、こわせないなぁ」という場面です。みんなとても楽しく遊んでいます。この様子を園長先生に見てもらうと、「清水川のお話みたいで、とっても素敵で楽しいね。」と言っていただけたことから、カメとニシンをオイカワ・タモロコ・ヨシノボリにして、サメをウシガエル、クジラをコイにして遊ぶ事を提案すると
「楽しそう!」「それがいい!」「やりたい!」
と自分たちが作ったお話と、たんぽぽ組で経験してきた事が重なり、喜びながら新たにお面を用意して遊びが始まりました。もうカメの甲羅を作っていた子も数人いましたが、それはそれ、これはこれとして楽しんでくれていて嬉しく思いました。
最近の清水川の冬の大発見のこともあり、たんぽぽ組の子達には清水川の生き物への愛着はとても高いと感じています。一年通して自然に触れながら遊んできた経験が楽しみ会に詰まっていることを嬉しく思いながら、残り一週間、一緒にごっこ遊びをしながら、何があるといいかを考えたり、何をしたいか話したりして楽しみたいと思います。