保健室

はぶらしさん、こんにちは!

子どもの発達段階を考慮し、幼稚園では次のように歯磨きをしています。目安として年少組と年中組は⑤まで、年長組は⑦までできるといいですね。子どもの手の動きから考え①から順に難易度を高くしています。家庭でも、お子さんの様子を見ながら進めましょう。子どもの「自分でできる!」を認めながら、仕上げ磨きでは、子どもが磨けない場所を磨き、お口のチェックをしてください。また、歯を磨いても口の周りが汚れていては残念です。食後は、口の周りもきれいにしましょう。

 

1「はぶらしさん、こんにちは。」で歯ブラシの毛先を自分の方に向けます

手先が使える(ペンを3つの指で持てる)ようになったら指先を使って持つ、持てない場合は、手のひらも使って握って持つ。

①口を開けて、下の左奥歯(右利きの場合)・右奥歯を磨きます。(前後に磨く

ここが一番磨きやすいです。

②口を閉じて、上前歯・下前歯を磨きます。(左右に磨く)

③口を閉じたまま、左の頬側の表面を磨く。(右利きの場合、左頬からが磨きやすい。)

④口を閉じたまま、右の頬側の表面を磨く。(手首が返せない場合は、歯ブラシを持ちかえて磨く。)

磨く頬の反対の手で歯ブラシを持つと磨きやすい。

「はぶらしさん、さようなら。」で歯ブラシの毛先を反対に向けます

⑤口を開けて、上の奥歯のかみ合わせを磨きます。右・左

⑥上の前歯の裏側を磨く

⑦下の前歯の裏側を磨く

 

歯磨きは、自分では見えない口の中を、道具を使って細かく動かす、とても難しいものです。そのため、姿勢を安定させて行うことが大切です。幼稚園では椅子に座って歯磨きをしています。家庭では、歯ブラシを持っていない方の手を腰にあてたり、洗面外台のふちにおいたりして体が安定するようにしましょう。また、鏡で口の中を見ながら行うことも有効です。

歯ブラシを口に入れることを嫌がる場合は、指で磨くという方法もあります。自分の口の中にどんな形の歯がどこにあるのか認識できるので、歯ブラシを使った歯磨きに移行させやすいです。