5歳児 さくら組

今週の1場面 さくら組(5歳児)

4月17日(木)

さくら組としての新しい生活が始まって一週間経ちました。

幼稚園での子どもたちは、今まで慣れ親しんできた遊びを、クラスも入り混じりながら遊んだり、

思いついたことを伝え合い、友達と一緒に遊ぶ(過ごす)心地良さを味わったり、

さくら組(4月)になって、3月の頃と違う様子に気づいたり、表現したり実験したりしています。(それもたくさん!笑)

今回は、その中でも「謎の卵」について紹介します。火曜日に透明のそれはそれは美しい卵を見つけました。

「ねぇすごいのあったよ。」「これ何の卵か分からない!」「恐竜かも?」

「カブトムシ?」「バッタかな?」「人間じゃない?」「それは違う!笑」「あ~知りたい。」「明日には(卵から)出てくるかも」…そんなことを伝え合いながら、朝と昼に卵の様子を気にかけて見たりしています。すると、他にも卵があるはず!と、翌日から卵探しが始まりました。

階段の赤い跡、パンジーの花についた微粒子、思い出の森に落ちている白い粒…などなど。「これは卵?」という観点で探しているので、普段は気に留めにくい物も、卵に見えてきますね!すごい発見力です。「みんなはチョウチョだったらどんなところに産む?」と尋ねると、少し考えて…「奇麗なところとか?」「ご飯があるところ?」「そりゃ見つからないところ!」そして、今までと探すポイントが少し変わりました。桜の葉の上、ミカンの木の先、ブロッコリーの葉の裏…そして、こんな可愛い卵を見つけました!(保育室前にありますのでぜひご覧ください。)

これ、モンシロチョウ!これはアゲハ蝶!!だって前(去年)そうだったもん。(するどいな~それでも)「本当に?」「どうしてそう思うの?」「だって黄色いから!」「なるほど…」「この図鑑には、黄色の卵で生まれる生き物他にも5匹いるよ。」「えー」「やっぱり、モンシロチョウじゃないのかな…」「大変、明日になったら跳んで逃げちゃうから、虫かごに入れておこうよ!」「OK」「何が産まれるんだろうね。」そういって、モンシロチョウ(アゲハチョウ)かもしれない卵も、謎の卵に戻りました。きっと、タブレットで検索すれば、大方目星はつけてくれます。教師が知っている知識を即時で伝えることもできます。すると、「何だろう?」「知りたい」の思いはどうなるのでしょうか…。時には、知らせることが必要な場面もあるかもしれません。ですが、今まで知らなかったこと、知っているつもりでいたことを、もう1度自分から出会うことが、子どもたちの「探求心」や「創造性」の高まりに繋がっていくのではと信じています。いつもと違う見方や「これは何だ?どうして??」の湧き上がる思いが、私たちの世界をもっと広げていってくれるかもしれませんね。みんなで、あぁでもない、こぉでもないと言いながら、予想通りにいかない面白さを味わいながら引き続き関わっていきたいです。お家でも、ぜひお話してみてくださいね!

子どもも大人も、環境が変わったときは、気持ちも体も整いにくいものですよね。そんな時こそ(週の途中でも)、ゆったりと過ごしたり、たっぷり寝たりして、元気にお会いできるのを楽しみにしています。

ぜひ週明けには、ご家庭での姿もお聞かせいただけると嬉しいです。