4歳児 たんぽぽ組

たんぽぽ組(4歳児) 今週の1場面

5月2日(金)

昨年度の夏から保育室にいる、カブトムシの幼虫の土替えをしました。

飼育ケースが2ケースあるのですが、その中に幼虫がいるのか、いないのか・・・。

希望と期待を込めて、予想を立てます。

0匹?1匹?2匹?3匹?・・・5匹?もっとたくさん?

ドキドキしながら見てみると、3匹ずつ、計6匹いることが分かり、子ども達も教師たちも大喜びです。

幼虫を初めて見る子も、初めて触る子もいましたが、友達の姿に影響され、手のひらや、指1本で優しく触れてみます。

思ったより、硬い?印象だったようです。

腐葉土を足したり、幼虫のウンチと土とをふるいで分けたり。

みんなで、世話しながら、成虫になる日を楽しみにしたいと思います。

そして、クラスで決めた、夏野菜の苗も植えました。

まずは、土づくりから。

プランターの土の中から、虫を探し出します。

夏野菜がたくさん実って、食べたい!ためには、根っこを食べてしまう、コガネムシなどの幼虫は、この時に見つけて、プランターから出しておくのですが、

子ども達にとっては、幼虫探しが、宝探しみたいに楽しかったようです。

見つけた幼虫は、「欲しい!持って帰りたい!育てたい!」と話す子ども達。

幼虫は別のケースに、白色っぽい幼虫と、黄色っぽい幼虫とで、色ごとに分けてみました。

子ども達は「カブトムシだ!」と言っている子もいますが、いったい何が生まれてくるでしょうか?

うまく育てられるか分かりませんが、子ども達と挑戦してみたいと思います。

土づくりの中で、色々な肥料を足しながら、カブトムシの幼虫のウンチも混ぜ入れました。

「ウンチもご飯の栄養になるの?」

そんなつながりに、びっくりな子ども達でした。

 

気温も上がってきてはいますが、日差しが無かったり、風が吹くと、水や泥んこで遊んでいると、少し寒い時もあります。

さば土に、水を入れると、トロトロ、ドロドロになり、砂とは違う、柔らかさが心地よく楽しいのですが、ずっと裸足で入っていると、「寒い!(水が冷たく感じて足が)痛い!」とも感じます。

そんな時は、「ひなたに行けばいい!」

子ども達はよく知っていますね。

日が差している、砂場に駆け込みます。

足を砂で覆ってかくして、「サウナ~。」

足がポカポカ温まったら、もう一度「水風呂(さば土の泥んこ)に行こ!」

この2か所の往復が楽しく、何度も行き来する子ども達でした。

1学期には、たくさんの素材や感触に触れて、心と体を解放しながら、思いきり遊んでいけたらと思っています。

 

砂場遊びでは、山から滑り台を思い付いたのでしょうか?

「滑り台を作ろうよ!」という友達の声を聞いて、「いいね!」

「じゃあ、こっちは滑り台で、こっち(反対側)は階段にしようよ!」

「たくさん(の人が)滑れるように、滑る所を増やそう!」

友達が集まってくると、それぞれの面白いアイディアが出てきます。

階段の縁まで、こだわる子もいますよ。

「よし!完成!早く滑ろう!」

「楽しい!」

でも、「あれ?足だけじゃん!」

子ども達の中には、ドボーン!と滑り込めるイメージを持っていた子もいたようです。

どうしようか?と考えます。

「ここがさ・・・。」と、砂山を削ったり、掘ったりする場所に気が付く姿が見られました。

でも、砂なので、そこまで滑りは良くないんです。

じゃあ、水を流しちゃえば?

座って、お尻に流れてくる水と一緒に滑ると、冷たくて「キャー!」と大喜びです。

今日は、滑り心地よりも、こちらの方が楽しかったようです。

たくさん滑るうちに、どんどん砂山が削れて、道になっていました。

明日は、どんなことを考えるでしょうか?

楽しみです。