5歳児 さくら組

さくら組(5歳児)今週の1場面

5月16日(金) ~清水川の探検~

ゴールデンウイーク明け、生き物や野菜たちが、少しずつ変化していることに気づいて、話したり、水やりしたりする子どもたち。

何かが変わっているかもしれない!?そんな眼差しで過ごしているので、さくら組の水槽が緑色になっていることにも心を動かします。

「これじゃぁ、魚たちがかわいそう!」「水を変えようよ。」そして、水槽掃除が始まりました。(”自分たちで捕まえた大事な生き物”といことが伝わってきます。)

掃除の後に「どうして、水槽を変えたの!?」と尋ねると…

「めちゃくちゃ緑だった。」「魚が苦しいってなってたから。」「水槽をゴシゴシしたよ。」「石もね。」「奇麗な水に引越ししたよ。」「魚の数が少なくて寂しい。」「清水川の生き物を持って行きたい。」「土曜日に行ってくる。」「天気が良ければ明日行こうよ。」「タモを持って行こう!」「釣り竿もね!」

まだ魚を捕まえる道具を持っていない子、新しいものが欲しい子たちは、園長先生と一緒に作りました。

そして、週明けの月曜日に、マイ道具をもって、意気揚々と清水川へ行きました。

魚は動きが早くてなかなか捕まえることが難しかったけれど、自分たちで捕まえられそうな生き物を狙ったり、生き物がいそうな場所を狙って捕まえたりしました。さてさて、子どもたちと、大人の全力の成果は…

アメンボが5匹

ヌマエビが5匹

小さな魚が1匹

謎の生き物が4匹でした。子どもたちと、もしかしたらトンボの仲間(ヤゴの一種)ではないかと予想しています。一体何なんでしょうね。(羽化したら分かるかも♪)

そして、どの生き物も長く生きてほしい思いから、子どもたちと生き物ごとに分けて水槽に入れることにしました。

帰りの会の1場面では、「僕は悔しいことがあった。」「1匹も捕まえられなかった。」「僕も」「私も」「何でなんだろう」「やっぱり、(魚肉ソーセージじゃなくて)チーズの方がよかったのかな。」「餌が(竿の先端が赤のガムテ―プでつけて)トウガラシみたいに見えたからな。」「次は取れて良かったーって言いたい。」「そうそう。」「100匹も捕まえて大変~とか」、どうしたら捕まえられるか、”次を見据える逞しさ”が感じられますね。(次こそは、絶対に捕まえたい!)

 

かし、事件は起きてしまいました。エビが4匹、アメンボが1匹死んでしまったのです。せっかく、生き物ごとに分けたのに…子どもたちは、餌がないからではないかと予想して、食べそうな生き物(アリ・ダンゴムシ)けれど、こっちもうまくいかず…子どもたちは、「もっと食べるやつを調べてくる!」と話し合っていました。

新しい発見もありました!死んだアメンボの足をマイクロスコープで見てみると、「足は黒い。」「でも先っぽは黄色い!?」「毛みたいなのがふさふさしている!」と、アメンボの生態に気づくことができました。

その後、カードルーペをカットして、自分でマイ拡大鏡を使って、観察する子もいました。どんな風に見えたのでしょうね。また、ヤゴ!?の脱皮を発見する子もいました。

皆で話し合って試して、それでもうまくいかないこともあると思います。図鑑もですが、お家の方の力も借りながら、自分たちで捕まえた生き物にそれぞれのペースで思いを寄せて、関わり続けられたらなと思っています。