4歳児 れんげ組

れんげ組(4歳児)今週の一場面

13日の金曜日ですが、岐南工業高等学校のお兄さん、お姉さんと一緒に遊びました。

初めは、高校生も子ども達も少し緊張した感じで、何を話せばいいのか分からない様子でしたが、一緒に釣り竿の作り方を教えてくれる時には優しく話しかけてくれて、お互いに笑顔が溢れ始めていました。

完成してからは、池のような場所で、作った魚と釣り竿で遊びました。高校生のみなさんも視線を合わせてくれたり、褒めてくれたりするので、みんな大喜びで素敵な時間を過ごすことができました。

次の月曜日には朝一番で「続きがやりたい!」とまた遊び始め、釣り糸同士が引っかかるなか、自分たちで直して繰り返し遊ぶ姿がありました。秋にはまたテクノランドを開いてくださるとのことなので、子ども達と一緒に楽しみに待ちたいと思います。

他にも、以前のアートカーニバルで作った虫たちの飾りをこのように写真に撮ってカードにして

虫探し遊びをしました。

「この色だからこっちにいるんじゃない?」「全然いなーい!」「あっ!ここにいたよ!」

など、友達と相談しながら自分たちで作った虫を探して楽しんでいました。

おじさんの週で一緒に遊びに来てくれたお父さん達と一緒にじゃがいも掘りをしたり、プールで遊んだりしました。

そして、皆で飼っていたカマキリの1匹が…

脱皮の時に力尽きてしまい、両手両足が脱皮の途中で身動きが取れずに弱って瀕死の状態になってしまいました。

「死んでるかな?」「あっ!動いたよ!」「ぴくぴくしてる。」「なんでこうなっちゃったの?」

それぞれ思ったことを話ししながら死にかけのカマキリに触れていました。

また、家庭に持って帰った子は

お母さんと一緒に、飼育ケースで共食いをしているのを見たり、カマキリのお腹が膨らみ過ぎて折れ曲がると破裂して死んでしまうことを調べたりしてくれたようで、みんなにも伝えなくては!と思い、帰りの会で

「カマキリは、食べ過ぎるとお腹が爆発します。だから、(バッタを)入れすぎないでね。」

自分の言葉で調べた知識を皆に伝えたり、見て経験したことを皆に伝えたりする姿がありました。

生き物が死ぬと悲しいですが、なんで死んでしまったのか疑問が生まれ、死なないためには次はこうするといいかな?と考えるきっかけになり、行動に移す姿が出てきています。

チョウについても飼育ケースで砂糖水の餌をあげていましたが、死んでしまいました。その後皆で考えた答えは「はちみつならいいんじゃない?」「ジュースもいいかも。」「本当の花じゃないとダメなんじゃない?」と砂糖水以外の餌を考えたり

バタバタ羽ばたいているのを見て、先週までは「おはようって言ってる!」と飼育ケースで羽ばたく様子を嬉しそうに見ていましたが、1、2匹目が死んでしまった後の3、4匹目のチョウの羽ばたきを見ると「狭いのかな?」と意見が変化していきました。

そこで、今週は

高さ2メートル、一辺1メートルの三角柱の中に2羽のチョウを放して飼うことになりました。パタパタと高く飛び立つ様子をみて「やっぱり狭かったんだね!」と嬉しそうに眺める子どもたちでした。

生き物の死に触れることで感じ方が変わり、考えが変わってきています。

生き物を大切に感じ、少しずつ、相手のためにどうするといいのかを考える心の育ちに繋がっていけると嬉しいなと思っています。