5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児)今週の一場面

7月18日(金)

1学期が終わりました。1学期最後の行事、いよいよ待ちに待った夏まつり!!

最後の最後まで色々な試行錯誤を続けてきました。

当日の前に大好きなお家の方に見てもらえたこと、全国からみえたたくさんのお客さんに見てもらったことで、大きな自信になりました。

始まるまでは緊張するけど、お客さんが来たら『はい!私やります!』というスイッチが入るかのように、張り切って案内や説明や踊りなどを披露する子どもたちでした。

始まる前の”できるかな〜ドキドキする〜もうやりたくない”という気持ちと、やっている最中のお客さんの嬉しそうな顔や終わった後お客さんからの感想を聞いて得られる達成感を知ることで、やりたくないけどやりたい、やりたいけどやりたくない・・・そんな気持ちで揺れ動きながらも、「大丈夫!◯◯さんなら、きっとできるよ!応援しているよ!」「◯◯さんも一緒にやろう!」と周りの人から背中を押されたり、同じ仲間からそんな言葉を掛けられたりしながら、やってみよう!そんな姿だったと思います。

少し先が見通せられるようになっているからこそ感じる緊張や不安だったり、今の気持ちと今までやってきたことを踏まえながらその時の最善を自分なりに考えていける力が育っていたりと、そんな気持ちの揺れ動きこそ成長だと捉えています。

 

今回の夏まつりを通して、私自身感じたことがあります。

大きい組として小さい子たちに何かしてあげたい思いはあるものの、どうしたら喜んでくれるだろうか何をしようかということを考えることはとても難しいのです。だって今私たちは着飾ったり、自分たちで作った物で遊んだりして、とても楽しいんだもん!と。

その中でもどうしようか考えようとしたり、誰かの意見でやってみて、実際のお客さんの姿を見て、喜んでもらえるってこんなに嬉しいんだ!誰かのためになるって嬉しいな!と感じられる大切さを学びました。

これからも”誰かのために頑張れる自分ってすごい”という自己有用感を高めながら、自分ってすごい、私ならやれるぞという意欲に繋がっていくことと思います。

それぞれがその思いをもって、みんなで1つのことに向かっていくことができたら、とてもすごい力ですよね!!

 

1学期、年長組になった嬉しさと緊張が入り混ざりながらも、楽しい遊びや一緒に遊ぶ楽しい仲間を見つけたり、たくさんの生き物と関わったり、みんなで生活を創る中で様々な感情を味わったりしながら、どの子も大きくなりました。

誰かと生活するということはいろいろなことが起きます。気持ちがすれ違うことも、怒れてくることも、泣けてくることも、不安に思うことも・・・。一見すると不の感情に思えることも、この幼児期にたくさんの感情を味わって、表出して受け止めてもらったり誰かと一緒に解決できる方法を考えたりするプロセスが大切だと考えております。2学期以降もぜひ保護者の方にも力を貸していただきながら、みんなでそれぞれのお子さんの成長を感じて喜び合えることを願っております。

 

1学期、たくさんのご理解・ご協力をありがとうございました。

素敵な夏休みをお過ごしください。また元気にお会いできることを楽しみにしております。