5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児)今週の一場面

10月24日(金)

涼しくなり戸外で遊ぶことがやっと心地良くなってきたと思ったら、一気に気温が下がり子どもも私もびっくりです。

戸外では引き続き運動遊びを楽しんだり、じっくり秋の実などを使ったごちそう作りや、木工作り(釘打ち)も楽しんでいます。

ただいちょう組の子どもたちが好きなのは、やっぱりごっこ遊び。

ごちそう作りや木工作りもやってみれば楽しそうですが、何かになりきる、その遊びで必要だから作ることの方が楽しいようです。

 

そこで拠点となるお家を作ることにしました。前にお家ごっこを楽しんでいた思い出の森の上は、小さい子たちがパーティー中。

「う〜ん、どうしようね。」「私こっちがいいと思う。」そうして決まった場所は思い出の森の下。

「ここに住んだら、2階も3階もある!」「こうやってここに屋根をつけて〜。」「カーテンもあるといいわ!」「かわいくしたい!とにかく かわいく!!」集まった子たちで材料を探しながら、見つけた物でやってみよう!

窓にカーテンをつけて、絨毯を敷いて・・・。屋根に絵を描いて・・・。

うん!いい感じ!

「ご飯作るわね。」とご飯作りスタート。

「お兄ちゃんは中学校に行ってくるから。」とドッジボールに出掛けたり、「食材買ってくるわ。」と買い出しに出掛けたり、なりきりながら自由に出入り。

「ここにも絵を描きたいけど、描いていい?」コンクリートには油性ペンでは描けないな・・・。

チョークを持ってきてみると、「家中全部描きたい!」とカラフルで可愛らしい絵で、家の中が一気に明るく楽しくなってきました。

「作ったご飯を入れる冷蔵庫がほしい。」「ここに屋根がほしい。」等遊んでいる中で欲しい物(作りたい物)、もっとこうなったら楽しそう!がたくさん出てきます。

 

「中でも外でも可愛くて素敵なお家ができたら、最高!!」と保育室の中でもお家作り。

ダンボールのお家は今までの経験から完成が予想できますが、「牛乳パックでもできると思う!」ということで牛乳パックで作ることにしたそうです。

 

帰りの会でちょっとしたきっかけで始まったトラブル。

今までならきっと当事者同士と大人で解決していましたが、少し変わってきました。

「〜さんが悪い!」と行動だけを見て決めつけるのではなく、「〜したから〜になったのかな?」「〜って思ったから、〜っていう気持ちになっちゃったんじゃない?」などと周りにいる子たちが気持ちを考えたり予想したりしたことを話したりする姿が見られるようになってきました。

自分たちで出ていってしまった子を廊下まで追いかけて話をしています。出ていった子も、話に耳を傾けます。

とても時間が掛かりますし、結局解決したのかしていないのかもよく分からない時や、その最中に新たな問題が発生し・・・なんて時もあり、言ってしまえばぐちゃぐちゃです(笑)。

でも運動会を経て今までと大きく違うところは、一人一人が自分たちでどうにかしようとする姿勢が大きく成長しているなと嬉しくなりました。