ある日、ごっこ遊びをしていると「大きな壁が欲しい!」と子どもたちから意見が出ました。教師が壁になるような大きな段ボールを準備すると、「ここに会社を作ろう!」と言い、みんなで会社作りが始まりました。社長が会社の名前をつけると、「ホテルみたいな会社」という名前になりました。会社といっても中では料理をしていたり、ご飯を食べていたりと様々です!
茶色の段ボールを見て、「茶色は嫌だから何か描きたい!」という話になり、みんなでペンで壁に絵を描きました。自分の好きな人や恐竜など、思い思いの絵を描くことを楽しんでいました。大きな段ボールに絵を描くのは特別な気分になれるようで、どの子も勢いよくペンを走らせていました。その中で、自分が絵を描きたいときに、他の子の絵に被らないように気をつけて、空いている場所を探している姿に成長を感じました。他の子が書いた絵も大切にしてくれていることが、とても嬉しく思います。



ホテルみたいな会社の中では様々なことが行われています。泡を作ってクリームを作ったり、どんぐりなどの木のみを使ってご馳走を作ったり、土、砂、水を使ってスープを作ったりなど、自分のために、そして友達のために一生懸命作っていました。「誰かお皿いる子いる?」「このごちそう食べてもいいよ!」「それ貸して」「いいよ」子どもたちの中でたくさんのやり取りが飛び交います。





じっくりと遊ぶ姿も増えてきました!
また、別の日には拠点を別の場所に移してごっこ遊びをしました。ごちそうを作るためにチョコレートを調達したり、スープを作ったりと大忙しです!



ごっこ遊びをする中で、集って遊ぶ機会が増え、友達同士のかかわりややり取りも広がってきたことがとても嬉しいです。これからも先生や友達と遊ぶことが楽しい!と感じることができるように遊びを工夫していきたいです。
岐阜市立加納幼稚園 

