5歳児 さくら組

さくら組(5歳児)今週の1場面

5月24日(金)

雨上がりの月曜日、土山の土は泥団子が作りやすいちょうどいい柔らかさでした。

泥団子を作っていると、土山から泥団子がコロコロ~。まるでおむすびころりんのようです。

それが楽しくなって、どんどんコロコロ~。狙ったところに転がしたくなり、考えた結果、樋が登場しました。

これなら狙い通りにいく!けど傾斜に限度があって、なかなか転がらない…。

すると今度は水が登場!「おぉ~流れる!」楽しくなって、何度も楽しみました。

片付けの頃になると、土山の反対側に水が流れていっていて、その流れに夢中の子たちがいました。

「アリが溺れる~。」「助けなきゃ。」「水がどんどん行っちゃうよ。」「水を止めたい~。」

楽しそうな会話が次々に聞こえてきます。

 

次の日…同じ場所に再び集まる子どもたち。「カチカチになっていてチョコレートみたい。」「またアリがいっぱいいる。ここ好きなんだね。」それぞれの着目点で楽しんでいます。

「水がほしい!」そんな声が聞こえてきたので、昨日とは土山の反対側のコースで樋を組むことにしました。

「わ~水がきたきた~!」「もっともっと流して!」

泥んこになって遊ぶことには抵抗感があるけど、見ることは楽しい!そんな様子でした。

昨日のように樋に水や泥団子を流したり転がしたりして楽しんでいる子もいます。

水がたくさんで泥団子ではなく、土を樋において、それを水で流す遊びができていました。

「泥対水だ~!!」その楽しそうな声に、水の流れに興味を持っていた子も、だんだんと上流の方に(笑)

周りに落ちていた小枝で土を触っていたのが、スコップや手に変わっていきました。

帰りの会で写真モニターで写真を見ながら振り返っていると、「楽しかった!最初から全部!」「初めて裸足になってみた。気持ちよかった。」「まぁまぁかな。」楽しかったことをいきいきと話します。

 

木曜日も、「今日もやろう!」「やりたいって思っていたんだよね。」

金曜日も!遊びが続いていきます。そして写真を見たり、話を聞いたりしていて、やってみたくなる子が次第に増えていきました。

気持ちも体も緊張しているこの時期に感触遊びを大切にしているのは、体で感触を味わっていると、気持ちが解放的になっていきます。

でもそれだけではないんだと教えてもらいました。気持ちに余裕が出てくると、そして自信がついてくると、今まで”苦手だな”とか”やりたくない”と思っていた遊びにも、やってみようという気持ちが沸いてくるのだということをです。感触の気持ちよさを味わえると、やはり気持ちが解放的になるし、”やってみたらできた”とか”楽しいが増えた”が自信になっていくのですね。