5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児) 今週の1場面

10月31日(木)

段々と気温が下がってきて、秋の自然物がたくさん見つけられるようになり、おいしそうなごちそうを作って楽しむ子どもたちです。

保育室では、作った乗り物をどうしたら動かせるのかな~と、少しずつ考え中です。

磁石で遊びながら、どんな物だとくっつくのか、磁石で道を作り、その道の間を磁石で通る時にくっつけないように通り切ることができるのか、磁石をたくさんつなげておくことで、新しい磁石を引き寄せるスピードが速くなることなどを体感的に感じて楽しんでいます。

反発する力や、くっつく力に気付き、まずは電車の連結部分に取り入れてみることにしました。

磁石の位置を微調整しながら、いざ連結です。

くっつく瞬間、連結の瞬間が嬉しいようです。

 

今週の前半、アゲハの幼虫を5匹つかまえて、育てることにした子がいました。

今までのことを友達と思い出して、「同じところでたくさん飼うと、共食いするよ。」「餌をたくさん入れてあげないと!」という声も子どもたちから出るようになりました。

大きな飼育ケースの中で、カップを使って2部屋に分けました。

木曜日に、ミカンの葉を取りに行くと・・・。

「あれ?幼虫もういなくない?」

数人で、葉の裏側も調べましたが、見つかりません・・・。

いちょう組にいる5匹の幼虫が、加納幼稚園の今シーズン最後の幼虫かも知れないということが分かると、「みんな蝶(成虫)にしてあげたい!」という思いが出てきた子もいます。

ミカンの葉を採ろうにも、春の時ほどありません。

春より、木のトゲも成長し、するどくなっています。

「いてて。」と言いながら、はさみで切ります。

「これじゃあ、たりん。」「帰りの会で、みんなに持ってきてもらえるか聞くわ!」

「家にあれば、ミカンの葉っぱか、山椒の葉っぱか・・・。幼虫の餌を持ってきて!」

「でもたくさんはダメ。少しずつあげないと太るから!」

子どもたち的には、なかなか思うようには集まらなかったと感じているようですが、毎日幼虫たちはよく食べる(春よりはあまり食べないみたいです)ので、毎日、子どもたちは幼稚園のミカンの葉を入れ、ウンチの掃除をします。

なんで、幼虫が0匹になったのかも、みんなで考えてみました。

子どもたちなりに、”もうすぐ冬””餌がない””もう卵を産めない””寒いから家に帰った?””敵が来たと思って逃げ出した?”と色々考えました。

水曜日に蛹になる準備を始めた幼虫が、翌日1日経っても変化がなく、体の色が少しくすんだ様子で、大人は「餌が少なすぎて体が小さすぎたのかな。」「もしかしたら亡くなっちゃったのかな・・・。」と色々心配しました。

木曜日の降園時に、餌替えとウンチの掃除をしていると、突然始まりました。

なんと、蛹化(ようか)が目の前で始まったのです。

子どもたちが、「始まった!」というので、虫かごを覗いたのですが、目の前で蛹化の全部を見ることができ、驚きました。

子どもたちも釘付けです。

幼虫が生きててよかったです♡

何とか5匹とも、無事に育ってほしいですね。