4歳児 たんぽぽ組

たんぽぽ組(4歳児)今週の一場面

秘密基地から探検隊ごっこが始まっています。

2学期に作った秘密基地を3学期にも出していると、やっぱり基地の居心地のよさがあるようで、懐中電灯を作って中に入って遊び始めていました。ある子が、「頭に付けるライトを作りたい!」ということで、ヘッドライトを作ると雰囲気が高まり、探検隊員がどんどん増えていきました。

そして、探検中に猛獣や危険生物が出てくるかもしれないということで

武器作りが始まりました。一人の子が鉄砲を持っていると同じように真似して作り、いざ思い出の森へ!

周りの安全を確認しながら探検隊隊長について回り、寒空の中「宝石(ただの石)」を探し集め、秘密基地に隠して楽しみました。またある日は、

探検隊秘密道具(デジタル顕微鏡)を使って、ミクロの世界を覗き、探検遊びをしました。服や靴の繊維、皮膚や頭皮のミクロな様子をみてわくわくしながらいろいろな物を見て楽しみました。そして

アブラムシを発見!小さな虫も、タブレットではとても大きく映し出され、大盛り上がりでした。まだまだいろいろな物のミクロの世界を探検して発見を楽しみたいと思います。

そして室内では

いろいろな動物や水中の生き物のお面をつけてごっこ遊びを楽しんでいます。

帰りの会でどんなお話をしたいか問いかけると…

「100匹のししゃものはなし!」「3匹のおおかみのはなし!」「3匹のカメのはなし!」「ネコがお散歩してて、動物がいっぱい出てくるはなし!」

「ん?」

詳しく聞くと、何人かの子が自分で考えたお話をしたいと一生懸命教えてくれました。とても可愛かったので、じゃあやってみよう!ということになり

3匹のカメが遊んでいる所に、サメが来て、甲羅に籠っていたら食べられなくて、よかった!という内容の話をすると、大喜びでした。

自分の考えた話でみんなが楽しそうに動いて遊んでくれていることや、短く分かりやすいことで、「次はカメやりたい!」「次はサメがいい!」と役を交代しながら繰り返し遊びました。

他にもししゃものはなしでは、ある子が考えた通りではなく、サメやししゃもになっていると、途中からオオカミが入ってきたり、リスやウサギが来たり、もう自由で何の話か分からなくなっていきましたが、それぞれが好きなお面をつけて思い思いに行動して楽しく遊びを繰り返すことができました。

そして、置いてある絵本に気が付き、3匹のぶたが出てくる絵本の話を読んでから役になりきると…

藁の家、木の家には誰もいない事態が発生し、話の始まりからみんなレンガの家に籠り、オオカミが来ないように赤いものを火に見立てて出入口を塞ぐことを楽しみ始めました。そしてオオカミ役の子は居ないの分かっている2つの家を吹き飛ばしてからレンガの家にたどり着くと、話の通りレンガの家は飛ばせない。となりました。

しかし!

オオカミ役になった子が、どうしてもぶたやレンガの家に逃げていった動物たちを食べたくて…

「ドアに鍵が掛かっている!入れないじゃないか!よし、細い棒(針金)を持ってきて…」

「ガチャガチャガチャ…カチャ!開いたぞ!」

と自分の設定で開けようとすると、中から「カチャ!また閉めたよ!」

「くそぅ!じゃあこっちだ!ここに隠し扉があって…ゴゴゴゴゴゴッ!開いた!」

「ここは開かないよ!駄目だよ!」

「ここもダメか。。。じゃあ、確かこっちの家にワープのスイッチがあって…」

など、あの手この手で思いつく侵入方法を行動に移してくれるため、中の子達もより楽しくなってわいわいガチャガチャやりとりのごっこ遊びを楽しむことができました。

まだ自由に思いついたことを好きに話して動いて遊んでおり、同じことは二度とできない幻のお話だらけですが、純粋にお面の役を楽しむ姿がとても輝いています。

まだどのお話になっていくか分かりませんが、これから徐々に同じ話を繰り返し遊び、見てもらう楽しさも味わえるように一緒に考えていきたいと思います。生活楽しみ会まであと2週間、毎日わくわくしながら楽しく遊んでいます。